真剣交際まで、進んだ。
相手も、いい人だと思う。
それなのに、最後の一歩のところで、止まっている。
「この人で、本当に退会していいのかな」。
「もう少し、他の人も見てから決めたほうが、いいんじゃないか」。
そう考えると、はい、とは言えなくなる。
*
その迷いは、不誠実ではありません。
これからの人生を、ひとりの人と歩むかどうかの話です。
ここで慎重になるのは、あなたが結婚をちゃんと大事にしている証拠です。
「迷う私は、まだこの人を好きじゃないのかも」と、自分を責めなくて大丈夫。
南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
2005年から20年、たくさんの人が、この最後の一歩で立ち止まるのを見てきました。
そのうえで、今日はひとつだけ、見方をお伝えします。
退会を決める、という一歩は、「正解の人を、当てること」ではありません。
迷いが消えないのは、
「正解探し」をしているから
最後の一歩で止まる人には、よく似た考え方の癖があります。
頭のなかで、相手を「100点かどうか」で見てしまうんです。
ここはいい。でも、ここがちょっと足りない。
もっといい人が、まだどこかにいるんじゃないか——。
これは、あなたが欲ばりだから、ではありません。
人は「まちがえたくない」と思うほど、足りないところを探すようにできています。
だから、探せば探すほど、欠点のほうが先に目に入ってくる。
そうして「100点の人」を探し続けるかぎり、
じつは、いつまでも、退会は決められません。
どんな相手にも、足りないところは、必ず見つかってしまうからです。
退会を決めるのは、正解を当てることではなく、「この人といる自分が、好きかどうか」を確かめることです。
点数で選ぼうとすると、相手も、無意識にそれを感じます。
品定めされていると感じた人は、心を開ききれない。
だから、点数で見るほど、ピンとくる感覚からは、遠ざかっていきます。
「決め時」を見る、
3つの問い
では、何で見ればいいのか。
退会を決めた人たちが、最後に確かめていたのは、相手のスペックではありませんでした。
自分の側に起きている、こんな感覚です。
① その人といる自分を、
好きでいられるか
いっしょにいるとき、自分が無理をしていないか。
背伸びをしたり、機嫌をうかがったりせずに、ふつうの自分でいられるか。
ドキドキの強さよりも、ここが大事です。
「この人の前の自分が、けっこう好きだ」と思えるなら、
それは、長く続く関係の、とても確かなサインです。
② うれしいことが、
ちゃんと積もっているか
完璧な人を探すのをやめて、思い出してみてください。
この交際のなかで、「あ、うれしいな」と感じた瞬間が、いくつあったか。
小さくて、いいんです。
連絡が、安心できる。話していて、ほっとする。
気をつかってくれたのが、伝わってきた。
その小さな「うれしい」が、いくつも積もっているなら、
頭で点数をつけるより、ずっと信じていい材料です。
③ お互い様の関係を、
続けられそうか
相手が、自分にだけ合わせてくれるのでも、自分が我慢するのでもなく。
お互いに、少しずつ歩み寄れる相手か。
意見がちがったとき、話し合えるか。
都合の悪いことも、隠さずにいられるか。
ここが感じられるなら、条件のいくつかが理想とちがっても、
ふたりで暮らしていける可能性は、じゅうぶんにあります。
*
ひとつ、聞かせてください。
あなたが今、迷っているのは——「この人が足りない」からですか。
それとも、「決めるのが、こわい」からですか。
そのふたつは、まったく別のものです。
前者なら、進まない選択もあっていい。
でも後者なら、止めているのは相手ではなく、「決断のこわさ」のほうかもしれません。
以前、退会が見えてきたころに、
何から決めればいいのか分からない、という方がいました。
住む場所、家事のこと、お金のこと、ご家族のこと。
考えることが一度に出てきて、動けなくなっていました。
お伝えしたのは、順番です。
いきなり数字や割合から入ると、決まりません。
まず、どこに住むか。次に、働き方はどうなるか。通勤はどうなるか。
そこまで見えて、ようやく「いくら入れるか」が現実的に決められます。
そして、その前に気持ちが通じていること。
共感が先で、具体の話はそのあとです。
もうひとつ、退会までの時間が足りない気がして
焦っていた方もいました。
一緒に住むのが一年ほど先なら、その一年で、
ご挨拶も、入籍も、やるなら式も新婚旅行も、だいたい間に合います。
急いで全部を詰め込むより、段取りで整えるほうが早いんですね。
条件は、捨てなくていい。
順番だけ、心を先に
ここまで読んで、「条件を無視しろということ?」と思われたかもしれません。
ちがいます。
年収も、価値観も、暮らし方も、気になって当然です。
それを確かめるのは、女性として、とても自然なことです。
条件は、捨てなくていいし、下げる必要もありません。
ただ、見る順番なんです。
まず、この人といて心地よいか。そのうえで、条件にも自分で納得できるか。
心地よさから入って、条件にも納得した人は、退会したあとも、迷いが少ない。
逆に、条件のチェックから入って退会した人ほど、
入籍後に「これでよかったのかな」が、ふっと戻ってくることがあります。
だから、退会を決める前に、順番だけ、心を先にしてみてください。
心が先、条件はあと。その順番で確かめた人が、
結果として、条件にも納得のいく相手と、お互い様の関係を続けています。
「焦らなくていい」と
「決め時はある」の、あいだ
誤解しないでほしいので、正直にお伝えします。
「だから、ゆっくり迷っていい」とだけ、言うつもりはありません。
まりなびでは、平均して11ヶ月でプロポーズまで進んでいます。
退会まで進んだ方の成婚率は、71%です。
これは「急ぎなさい」という話ではありません。
ただ、心地よさから入って、お互い様を確かめながら進んだ人には、
ちゃんと「決め時」が来ている、ということです。
焦って決めるのは、ちがう。
でも、いつまでも100点を探し続けるのも、ちがう。
そのあいだに、「この人といる自分が好きだ」と思える瞬間が、たいてい訪れます。
退会を決めるとき、
やっていた小さなこと
最後の一歩で止まったときに、思い出してほしい順番だけ、置いておきます。
- 「100点の人」を探すのを、いったんやめる。
減点で見るほど、決められなくなります。 - 相手のスペックでなく、自分の側を見る。
この人といる自分を、好きでいられるか。 - 「うれしい」が積もったかを、数えてみる。
ドキドキより、小さな安心の積み重ねを信じる。 - 迷いの正体を、分けてみる。
「相手が足りない」のか、「決めるのがこわい」のか。 - 条件は捨てず、見る順番だけ、心を先にする。
心地よさのうえで、条件にも納得して決める。
*
よくある質問
Q. もっといい人がいるかも、と思ってしまいます。
その気持ちは、誰にでも起きます。ただ「もっといい人」を探し続けるかぎり、どんな相手でも足りないところは見つかってしまいます。他の人と比べるより、「この人といる自分が好きか」を見てみてください。比べる物差しから、自分の心地よさの物差しに変えると、見えてくるものが変わります。
Q. ドキドキしないのですが、決めて大丈夫でしょうか。
強いときめきが、長く続く結婚の条件とはかぎりません。むしろ「いっしょにいて、ほっとする」「自分が無理をしない」のほうが、続く関係では大きいことが多いです。安心を、物足りなさと取りちがえていないか、一度ふりかえってみてください。
Q. 退会してから後悔したら、と思うと決められません。
そのご不安は、当然です。だからこそ、退会の前に、担当と一緒に「何で迷っているのか」を整理することをおすすめしています。まりなびでは、最後の一歩で、相手の良し悪しだけでなく、あなたの迷いの正体まで、いっしょに確かめてから決めていきます。
Q. 相手は乗り気なのに、自分だけ迷っています。
ペースがちがうこと自体は、悪いことではありません。大事なのは、その迷いを隠して合わせないことです。今の正直な気持ちを、相手や担当に話せること自体が、お互い様の関係をつくる第一歩になります。
*
迷いは、見る場所を変えると
小さくなる
退会の前の「これでいいのかな」の多くは、
相手を点数で見ていることと、決断のこわさから来ています。
だから、いきなり決めなくて、いいんです。
まずは、相手のスペックではなく、「この人といる自分」のほうに、目を向けてみる。
それだけで、迷いの輪郭が、ずいぶんはっきりしてきます。
ずっと大事にしてきたことが、ひとつあります。
それは、最後の一歩を、ひとりで抱えさせないこと。
退会は、当てるものではなく、確かめるもの。
だから、その確かめを、いっしょにやらせてほしいんです。
まりなびには、無料相談 という入口があります。
今の状況から近道を一緒に考える