南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
申し込みは来る。それ自体は、ありがたい。
でも開いてみると、好みのタイプとは違う方が多い。おとなしそうな方ばかり、ということもある。
「私の好みがおかしいのかな」「この中から選ぶしかないのかな」と迷いはじめる方も、少なくありません。
この記事では、好みはそのままで、入り方のほうを変えるお話をします。
*
こういうとき、たいていの方は二つのどちらかに進みます。
自分の好みを見直そうとする。あるいは、来た申し込みの中から、気持ちが動かないまま選ぼうとする。
どちらも、しんどいです。好みは、見直そうとして変わるものではないからです。
見ている場所が、少しずれています。
申し込みの顔ぶれを決めているのは、あなたの好みではありません。あなたがいま出している雰囲気のほうです。
それから、好みのタイプの男性が、どんな女性を「いいな」と思うのか。ここを知らないまま待っていると、同じ顔ぶれが続きます。
申し込みの顔ぶれは、
雰囲気で決まってくる
男性は、プロフィールの写真と文、お見合いでの会話の感じから、「この人と仲良くなれそうか」を感じ取って申し込みます。
だから、こちらが出している雰囲気が、そのまま申し込みの顔ぶれになって返ってきます。
たとえば、初対面では反応が控えめになりやすい方。緊張していたり、打ち解けるまで時間がかかったり。
男性の側からは、それが「何を考えているのか分からない」に見えやすい。すると、仲良くなれそうかを見て申し込む男性ほど、そこで見送ってしまうことがあります。
これは、責める話ではありません。
雰囲気は、これまでの会話や付き合ってきた人の中で、自然にできてきたものです。
ただ、入口を変えられる場所が、ここにあるということです。性格はそう変わりませんが、会話の出し方は変わっていきます。
好みは、
変えなくていい
先に言っておくと、好みは変えなくていいです。
納豆が好きな人に「嫌いになってください」と言っても、無理ですよね。好みは、そういうものです。
ただ、相手にも好みがあります。
自分の好みはよく考えるのに、自分がいいなと思う男性が、どんな女性を「いいな」と思うのかは、考えたことがない。そういう方が多いんです。男性も同じです。
お互いの好みに入っていると、先に進みます。
知っておきたいのは、この三つです。
- 見た目。顔だけでなく、服、髪、メイク、全体の雰囲気まで。
- コミュニケーション。話の中身だけでなく、仕草やテンポ。はきはきか、おっとりか。
- 性格。
知るだけでいいです。自分を作り変える話ではありません。
知ったうえで、もう入っているなら、そのまま。入れそうなところが一つあれば、そこから。
▷ 理想の相手が、思い浮かばないとき
好みの人の好みは、
聞いて知る
知る方法は、聞くことです。想像で埋めるより、聞いたほうが早くて確かです。
いちばん聞きやすいのは、身近な既婚の男性です。
「なんで奥さんと結婚したんですか?」と聞いてみてください。
聞くのは、付き合っていたころに奥さんのどこを見ていたか。今のご夫婦の様子は、あまり参考になりません。見た目、コミュニケーション、性格の三つで。
これから会う男性にも聞けます。
食べ物や好きな場所のような軽い好みから入って、その流れで「どんな女性が好きなんですか?」。
「優しい人ですね」で止まったら、「たとえば、どんなときに?」ともう一言。
たいてい返ってくるのは、ちょっとした一言を覚えていてくれた、というような些細なことです。
「私、どうですか?」とは聞かなくていいです。「どんな女性が好きですか?」で十分です。
来てくれた方とのお見合いも、
無駄になりません
申し込んでくれた方は、こちらと仲良くなりたいと思って申し込んでくれています。そこは、ありがたいことです。
お見合いを、好みに合うかどうかを確かめに行く場にすると、「ちょっと違うな」と思った時点で心が閉じて、会話にならないまま帰ってくることになります。それでは疲れます。
そうではなく、話しに行く。
「どんな女性が好きですか?」「結婚したら、どんな家庭がいいですか?」。聞いて、自分の考えも返す。その一回一回が、会話の出し方を変えていく時間になります。
そこで「いいな」と思ってもらえた感覚は、次に自分から申し込むときにも生きてきます。
こうやって会っていくと、無駄なお見合いはありません。
▷ 初対面で「また会いたい」と思われるには
先に、しんどいところも
書いておきます
正直なところを書きます。
一つめ。聞くのは、最初は照れくさいです。
改まって聞くと、お互いに構えます。軽い好みから入って、流れに乗せるくらいがちょうどいい。何回かで慣れます。
二つめ。聞いた好みに、自分が入っていないこともあります。
無理に合わせる必要はありません。合わせて疲れる形は続かないからです。どこまで寄るかは、知ったうえで自分で決めてかまいません。
三つめ。申し込みの顔ぶれは、すぐには変わりません。
雰囲気が変わって、それが相手に伝わるまでには時間がかかります。そのあいだは待つより、自分からも申し込んでみるほうが早い。男性の反応を見ながら、次を決めていけます。
それから、よくいただく質問にも先に答えておきます。
「練習のつもりで会うのは、相手に失礼じゃないですか」
練習台として会うのではありません。会う以上は、その方のことを知ろうとして会います。
知ろうとして聞くことが、あとから聞く練習にもなっている、ということです。練習が目的になっていなければ、失礼にはなりません。
実際に、
どう変わっていったか
以前、申し込んでくださるのがおとなしい雰囲気の方ばかりで迷っている、というご相談が続いた時期がありました。
面談でお伝えしたのは、好みはそのままでいい、ということです。そのうえで好みの男性の好みを三つに分けて聞き、自分からの申し込みにも入る。そこから動きはじめていただきました。
成婚された方の言葉も、ご紹介します。
ファッションもどうせ自分に似合わない男子ウケするファッションをいわれるのかなぁと思っていました。そしたらポイント押さえれば自分の着心地がいいものや自分の気持ちを優先していいことを教えてもらって、女性らしいファッションするのも少しずつ抵抗がなくなって楽しくなりました。実際男性からの評判も良くなって女性からもかわいい服着てるねと褒めてもらえることが多くなって、ファッションも楽しめるようになってうれしかったです。(Mさん・40代前半)
Mさんが変えたのは、好みではありません。男性からの見え方を知ったうえで、自分の気持ちを優先しただけです。
のちに出会ったご主人のことを、Mさんは「自由に話しても一緒に楽しんでくれる」と書かれています。
お見合いで色々な方とお話する事で、視野が広がり、自分でも気が付かなかった好みや新しい発見がありますので、経験を沢山積むことをお勧めします。(M.Iさん・40代前半)
M.Iさんは、会った一人ひとりとの時間を次に生きる経験として重ね、一年二ヶ月で結婚が決まりました。
※ ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています。
数字で言えること、
言えないこと
「雰囲気が変わったあと、申し込みの顔ぶれがどれだけ変わったか」——そういう数字は、うちにはありません。
雰囲気は数えられるものではないので、作りません。
かわりに、手元にある数字を出します。
まりなびを卒業された方の71%が成婚されています。
定義は「創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数」です。
プロポーズまでは平均11ヶ月でした。
なぜこの数字になるのか、サポートの中身も書いておきます。
まりなびでは、プロフィールの写真と文、お見合いでの話し方が男性の側からどう見えているかを、男性の目線で翻訳してお伝えしています。お見合いの服装のご相談も、その一部です。
入会から卒業まで同じ担当が伴走するので、申し込みの顔ぶれの変化も、続けて一緒に見ていけます。
申し込みの顔ぶれが気になった日の、
小さな手順
- 身近な既婚の男性に、一つだけ聞いてみる。
「なんで奥さんと結婚したんですか?」。付き合っていたころの話で。 - 聞いたことを、三つに分けてメモする。
見た目、コミュニケーション、性格。一言ずつでかまいません。 - 次に会う方に、軽い好みから聞いてみる。
食べ物、好きな場所。その流れで「どんな女性が好きですか?」。 - 「優しい人」で止まったら、もう一言。
「たとえば、どんなときに?」。些細なことが返ってきます。 - 待つあいだに、自分からも申し込んでみる。
男性の反応を見て、次の一歩を決めます。
一度、
考えてみてほしいこと
最後に、ひとつだけ持ち帰っていただきたい問いがあります。
「私がいいなと思う男性は、どんな女性を『いいな』と思っているでしょうか」
自分を採点する問いではありません。相手の好みを、思い浮かべてみるだけです。
浮かばなければ、それがそのまま、次に誰かに聞いてみることになります。
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2005年から20年、これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
そばで見てきて僕が思うのは、好みを変えなくても、ご縁は動いていくということです。
動きはじめるのは、好みの人の好みを、知ろうとしたときからです。
まずは、身近な一人に聞いてみるところから始めましょう。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から
次に誰に何を聞くか、一緒に決めたい方へ