南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
お見合いや最初のデートで、話の途中に、プロフィールには書かれていなかったことが出てくる。
お子さんのこと。これまでの経緯。ふだんの暮らし方。
その場は笑顔で流して、帰り道に「あれは、どう受け取ればよかったんだろう」と考え込んでしまう。
そんなご相談を、ときどきいただきます。
この記事では、プロフィールと事実が食い違ったとき、何を見て決めればいいかをお話しします。
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まず、なぜこれが迷いになるのかを書きます。
相手の感じがよかったときほど、迷いは長くなります。
話しやすかった。気に入ってもらえた。好みのタイプだった。そうなると、引っかかったことより、会えたことのほうに気持ちが引っ張られます。
そこで「私が細かすぎるのかな」「いい人なのに、ここで見送るのはもったいないかな」と考えはじめる。
でも、ここで決めるのは、相手がいい人かどうかではありません。
会う前に受け取っていた話と、会ってから聞いた話が、同じかどうか。見るのは、そこです。
その場で、
確かめていい
いちばん大事なところから書きます。
気になったら、その場で聞いていいです。
プロフィールは、会うかどうかを決めるための材料です。お互いに、それを読んだうえでお見合いを受けています。
だから、書かれていなかったことが出てきたら、確かめるのは自然なことです。失礼にはあたりません。
聞き方は、責める形にしなくて大丈夫です。
「お子さんがいらっしゃるんですね。プロフィールでは拝見しなかったので、少し驚きました」
このくらいで十分です。事実を確かめて、自分がどう感じたかを添えるだけ。
黙って飲み込むと、そのあとずっと、そこが引っかかったまま会うことになります。
それに、こちらの読み違いということもあります。どちらにしても、確かめておくほうが早い。
▷ 「なんか引っかかる」を、相手に伝えていいのか迷うとき
見るのは、書いていなかったことより、
そのあとの話し方
次に、何を見るかです。
見るのは一点。言っていることと、していることが一致しているかどうかです。
それは、書いていなかった理由を本人がどう話すかに出ます。
「書いておけばよかったですね。実は」と、自分から経緯を話してくれる人もいます。
話をそらしたり、軽く流したりする人もいます。
どちらも、その人を採点するための材料ではありません。
ただ、結婚は、言いにくいことも話し合いながら進めていくものです。
言いにくいことを聞かれたとき、どう向き合う人なのか。その最初の場面を、いま見ています。
書かれていなかったことの中身そのものは、それが自分にとってどれくらい大きいかで決めて構いません。
お子さんがいること自体をどう受け止めるかは、人それぞれでいいところです。
▷ 子どものいる男性との距離感に、迷うとき
迷ったら相談していい。
そのうち、相談の前に答えが出る
三つめは、決め方です。
その場で決めきれなかった、ということもあると思います。
感じのいい人だったり、好きなタイプだったりすると、気持ちが引っ張られる。それは、ふつうのことです。
そういうときは、担当者に話してください。話しているうちに、自分の中で答えが固まっていくことはよくあります。
プロフィールの記載に関わることは、相談所どうしでやりとりする話でもあります。そこは担当者に任せてください。
そのうえで、少し先のことも書いておきます。
こういう場面を何度か経験すると、相談する前に、自分の中で答えが出るようになっていきます。
違和感を探す必要はありません。自然に感じてしまったことを、その都度確かめる。
「やっぱりそうだった」なら見送ればいいし、勘違いなら続ければいい。
それを繰り返すうちに、早い段階で「この人とは先に進むかも」「ここまでかな」が分かってきます。
担当者は、その判断を横で支える側です。
▷ 相手の、お店の人への態度がふと気になったとき
先に、しんどいところも
書いておきます
正直なところも書きます。
一つめ。聞くと、その場の空気が少し変わることがあります。
和やかだった会話が、一瞬止まる。それは、あります。
ただ、あとになるほど聞きにくくなります。聞くなら、話が出てきたその場がいちばん自然です。
二つめ。聞いても、本当のところまでは分かりません。
分かるのは、その人がどう話したか、だけです。それで十分だと思っています。決める材料としては、そこがいちばん確かだからです。
三つめ。こちらの見落としのこともあります。
書いてあったのに読み飛ばしていた、ということも起こります。だから、決めつける前に確かめる。
確かめるのは、責めるためではなく、事実を揃えるためです。
それから、よくいただく質問にも先に答えておきます。
「書いていなかったというだけで、見送っていいんでしょうか」
見送っていいです。会うかどうかを決めた前提が変わった、ということだからです。
相手を悪く言う必要もなければ、自分を薄情だと思う必要もありません。
前提が変わったので、もう一度自分で決めた。それだけのことです。
実際に、
どう変わっていったか
以前、「お見合いの途中で、プロフィールになかったことが分かった。でも、その場では決められなかった」というご相談が、何度か続いたことがありました。
そのときやったのは、相手がどういう人かを決めることではありません。
会う前に受け取っていた話と、会って聞いた話。聞いたとき、相手がどう話したか。この二つを並べてみる。
並べたところで、「もう自分の中では決まっていました」とおっしゃった方もいました。
成婚された方の言葉も、ご紹介します。
プロフィールに「寡黙」とあった相手が、お見合いではほとんど一人で話していた、という場面です。
お見合いの時に9割方話をしていたことについて聞いてみたところ、「仲良くなりたいから気に入られたくていっぱい話した。後から失敗したなと反省した」と話してくれて、素直で誠実な人だなと思いました。(A.Sさん・30代後半)
気になったことを、そのまま聞いている。そして、返ってきた話し方で、人となりを受け取っています。A.Sさんは、十一ヶ月で結婚されました。
相談所での活動期間が長いと言ってるけど、婚活で苦労しそうには見えなかった(条件的にも人柄的にも)ので、何度か会ったら印象が(悪い方に)変わるのかな…と気になった。(Aさん・40代前半)
Aさんは、その引っかかりをなかったことにせず、何度か会いながら確かめていきました。
やがて「落ち着くし、しっくりくる」と感じるようになり、六ヶ月で結婚が決まりました。
※ ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています。
数字で言えること、
言えないこと
「プロフィールと事実が食い違っていた件数」——そういう数字は、うちにはありません。
そうした件を分類して集計する、ということもしていないので、作りません。
かわりに、手元にある数字を出します。
まりなびを卒業された方の71%が成婚されています。
定義は「創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数」です。
プロポーズまでは平均11ヶ月でした。
なぜこの数字になるのか、サポートの中身も書いておきます。
まりなびでは、お見合いやデートで気になったことを、次の面談でそのまま扱います。
何が引っかかったのか。どう聞いたのか。相手はどう話したのか。そこを一緒に振り返って、次に同じ場面が来たとき、迷う時間が短くなるところまでを見ます。
入会から卒業まで同じ担当が見ているので、前にどんな場面で迷ったかも踏まえて話ができます。
プロフィールと違うことが出てきた日の、
小さな手順
- その場で、事実だけ確かめる。
「プロフィールでは拝見しなかったので」と添えれば、責める形になりません。 - 相手がどう話したかを、覚えておく。
自分から経緯を話してくれたか、話をそらしたか。中身より、そこを見ます。 - 帰ったら、二つを並べて書く。
会う前に受け取っていた話と、会ってから聞いた話。それだけで、だいぶ整理がつきます。 - その中身が、自分にとってどれくらい大きいかを見る。
人それぞれでいいところです。大きいと感じるなら、見送っていい。 - 迷ったら、担当者に話す。
話しているうちに、自分の答えが見えてくることが多いです。
一度、
考えてみてほしいこと
最後に、ひとつだけ持ち帰っていただきたい問いがあります。
「あのとき、私が確かめたかったのは、何だったでしょうか」
相手を採点する問いではありません。自分が何を大事にしているのかを、思い出すだけです。
言葉にしてみると、書かれていなかったことの中身より、「大事なことは、先に話してくれる人がいい」という、自分の望みが出てくることが多いです。
それがひとつ分かっている方は、次に同じ場面が来たとき、迷わずその場で聞いています。
毎回ゼロから考えなくて済むからです。
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2005年から20年、これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
その場で決めきれなかった経験も、無駄にはなりません。
一度迷った場面は、次に来たとき、もっと早く答えが出ます。見る目は、そうやってあとから育っていきます。
まずは、次に気になったことを、その場でひとつ聞いてみるところから始めましょう。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から
迷った場面を、一緒に振り返りたい方へ