南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
プロポーズを受けて、お互いの親へのご挨拶も見えてきた。
でも、その先の「両家顔合わせ」になると、急にふわっとしてしまう。
雑誌やネットで調べても、書いてあることがばらばらで、結局うちはどうすればいいのかが分からない。そういうご相談を、よくいただきます。
この記事では、プロポーズのあとから両家顔合わせまでの流れと、結納の決め方をお話しします。
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最初に、いちばん大事なところを書きます。
両家顔合わせに、正解はありません。家ごとに違います。
調べるほど迷うのは、ここが理由です。
雑誌やネットに載っているのは「多くの家ではこうしている」という話で、あなたと彼の家の話ではありません。
「一般的」をいくら集めても、うちの答えは出てこない。
答えを持っているのは、両家のご両親です。
だから、流れだけ頭に入れておいて、あとは二人で決めて、親に聞く。この順で進めると、迷う時間がぐっと短くなります。
一、流れは
三つの節目でできている
一般的な流れは、こうです。
- 婚約の前に、それぞれの家へご挨拶。
- プロポーズのあとに、両家へ「よろしくお願いします」のご挨拶。
- そのあとに、両家顔合わせ。
一と二のご挨拶をいつ・どう進めるかは、別の記事に詳しく書きました。
この記事で扱うのは、三の顔合わせです。
顔合わせの場では、入籍の時期や、いつから一緒に住むかといったことを、両家に報告します。
みんな分かってはいるけれど、一応きちんと報告する。そういう場です。
▷ 彼のご家族と、どこから関わればいいか分からないとき
二、顔合わせの前に、
二人で決めておくこと
顔合わせが何のための場か、先に一言で揃えておくと話が早くなります。
僕は「家同士が、お互いの顔を知る場」だと考えています。
両家が一堂に会する機会は、実はほとんどありません。次に全員が会うのが冠婚葬祭、ということも珍しくない。
そのとき、一度でも顔を合わせてあると、ずいぶん安心です。
目的が揃ったら、二人で決めておくのは、この四つです。
- いつ(両家の都合が合う日は少ないので、候補を複数)
- どこで(食事をしながら落ち着いて話せる場所)
- 誰を呼ぶか
- 費用をどう持つか
決めたら、自分の親には自分から伝えます。
二人で決めた案を持っていくので、親も「どうするの?」から考えなくて済みます。
▷ プロポーズを受けたのに、うれしいはずなのに落ち着かないとき
三、結納は、
両家の親に直接聞く
結納をどうするかは、いちばん迷うところです。
結納は、土地の風習によってかなり違います。今は省略して、顔合わせだけにする家も多い。雑誌にもそう書いてあります。
ただ、ここを二人だけで決めないでください。
やるのが当たり前だと思っている親も、まだまだいらっしゃいます。一方で、「もうやらなくていいんじゃない」という親もいる。
どちらなのかは、聞いてみないと分かりません。
聞き方は、構えなくて大丈夫です。
彼は彼のご両親に、あなたはあなたのご両親に、「結納って、どんな感じかね」と。それくらいの軽さで十分です。
両家の答えが出てから、二人で形を決めれば足ります。
▷ 彼との結婚、両親にどう伝えるか迷うとき
四、誰を呼ぶか。
当日はどう進めるか
兄弟姉妹を呼ぶかどうかも、家族によるところです。
目安は一つ。全員が、全員の顔を覚えられる人数かどうかです。
両家合わせて数人なら、兄弟姉妹も一緒に、一度で済ませていいと思います。一回で全体が見えたほうがいい。
甥や姪まで入れて二十人になるような場合は、誰が誰だか分からなくなるので、別の機会に分けたほうが意味があります。
当日の進め方は、だいたいこうです。
お互いの両親を紹介し合う。乾杯をする。あとは大人同士の雑談に任せる。
写真は、最後のお茶のころ、テーブルが片付いてからお店の方にお願いすると、きれいに残ります。
手土産は、顔合わせは食事の席なので、基本はなくて大丈夫です。両家とも「なし」に揃えておくと、どちらにも気を遣わせません。
先に、しんどいところも
書いておきます
この進め方にも、しんどいところが三つあります。
一つめ。正解がないぶん、決めることが多くなります。
型どおりに進めれば済む、という話ではありません。二人で話す回数は、思っているより増えます。
二つめ。両家の考えが違うことがあります。
片方は結納をしたい、片方はしなくていい。そういうことは起こります。間に立つのは二人なので、調整に時間がかかります。
ただ、これは早く分かるほうがいい話です。当日になって分かるより、ずっと扱いやすい。
三つめ。日程が合いません。
両家の予定を重ねると、候補が一日しか残らない、ということもあります。ここは早めに押さえるしかないところです。
それから、よくいただく質問にも先に答えておきます。
「顔合わせは、しなくてもいいんですか」
ルールがあるわけではありません。基本は二人の気持ちと、それを両家のご両親がどう思うかです。
そのうえで、僕はやっておくほうをおすすめしています。やって損をした、という話は聞いたことがありません。
実際に、
どう変わっていったか
以前、親へのご挨拶までは見えているのに、顔合わせから先が分からない、というご相談が続いた時期がありました。
面談でお伝えしたのは、ここまでに書いた流れと、「結納は両方の親に聞いてみましょう」の一言です。兄弟姉妹を呼ぶかどうかで迷っていた方もいらっしゃいました。
流れが分かると、二人で話す中身が「みんなはどうしているのか」から「うちはどうするか」に変わっていきます。そこから先は、準備がぐっと具体的になります。
成婚された方の言葉も、ご紹介します。
交際中、婚約指輪はなくていいと伝えていて、彼もそうだね、その分結婚指輪にあてたいねと言っていました。(Aさん・40代前半)
一般的な形より先に、二人がどうしたいかを話しておく。Aさんの場合は、それが自然にできていた形です。入会から六ヶ月で成婚退会されました。
「自分がどうなっていたいか」の軸で思い行動することを教えていただき、とても心が楽になりました。また、「こちらはちゃんと筋を通せばOK」と言う言葉も、両親と関わるときの行動基準になりました。(A.Iさん・30代後半)
親とのことは、どうしても「どう思われるか」が先に来ます。
軸を自分たちの側に置いておくと、聞くことを聞いて、伝えることを伝える、で済むようになります。A.Iさんは、二年二ヶ月で結婚が決まりました。
※ ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています。
数字で言えること、
言えないこと
「顔合わせにかかる費用」「結納をした方の割合」——そういう数字は、うちにはありません。
会員の方の準備を一件ずつ集計する、ということもしていないので、作りません。
かわりに、手元にある数字を出します。
まりなびを卒業された方の71%が成婚されています。
定義は「創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数」です。
プロポーズまでは平均11ヶ月でした。
なぜこの数字になるのか、サポートの中身も書いておきます。
まりなびでは、プロポーズのあとも面談が続きます。
ご挨拶、顔合わせ、成婚退会の時期まで、二人の予定に合わせて順番を一緒に組みます。
相手の方が別の相談所の場合も、時期の見通しはそちらと共有しておきます。
顔合わせまでの、
小さな手順
- 顔合わせの目的を、二人で一言にする。
「家同士が顔を知る場」くらいの言葉で十分です。 - いつ・どこで・誰を・費用、を書き出してみる。
決まっていない欄があっても構いません。空いているところが、親に聞くところです。 - 結納は、それぞれが自分の親に聞く。
「結納って、どんな感じかね」の一言でいい。 - 呼ぶ人数を数えてみる。
全員が全員の顔を覚えられる人数なら、一度にまとめていいサインです。 - 写真と手土産だけ、先に決めておく。
写真は最後のお茶のころ。手土産は両家とも「なし」に揃える。当日の迷いが一つ減ります。
一度、
考えてみてほしいこと
最後に、ひとつだけ持ち帰っていただきたい問いがあります。
「顔合わせが終わった帰り道、どんな気持ちでいたいですか」
ほっとしていたいのか。にぎやかで楽しかったと思いたいのか。両家の親がうれしそうだった、と思い出したいのか。
それが見えると、場所も、呼ぶ人も、結納のことも、選び方が決まってきます。
*
2005年から20年、これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
顔合わせの準備で悩んでいる時間は、二人の結婚が、もう動き出している時間です。
迷うことも含めて、楽しい悩みだと思って進めてください。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から
結婚の準備まで見通して、一緒に組み立てたい方へ