南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
プレ交際に入って、二回目、三回目と会うことが決まった。
会えるのは嬉しいのに、日が近づくと「今回は何を話そう」で止まってしまう。
そういうご相談を、よくいただきます。
この記事では、回数ごとに、だいたい何を話すかを先に決めておく組み立て方をお話しします。
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まず、なぜ当日に困るのかを整理します。
話題が出てこないのは、引き出しが少ないからではありません。
その日の会話で、どこまで進めておきたいのかが決まっていないからです。決まっていないと、その場で探すことになります。探しながら話すのは、誰でも疲れます。
お見合いは六十分です。そこで話せることは、そう多くありません。
だからプレ交際の最初の何回かは、その続きから始まります。三回で、だいたいのところまでたどり着く——「まず三回会いましょう」と言われるのは、そういう意味です。
回ごとのテーマが決まっていると、当日に思いつく必要がなくなります。
一回目は、仕事の話に
なってかまいません
最初にお伝えしたいのは、ここです。
一回目が仕事の話ばかりでも、それでかまいません。
男性は、最初はどうしても仕事の話が多めになります。
お互いの職種が違えば、それだけで一回分の時間になります。お見合いの延長なので、自然な流れです。
ただ、それだけだと分からないことがあります。人柄と、ふだんの過ごし方です。
仕事の話は、その人の一部しか映しません。一回目でそこまで届かなくても、問題はない。届かせるのは、次の回です。
だから一回目は、無理にプライベートへ寄せなくていいと思っています。
その日にやることがあるとすれば、ひとつだけ。次に会う約束を、そのまま取っておくことです。
▷ 会話が続かない、を気にしすぎてしまうとき
二回目は、プライベートと、
一つの布石
二回目で、テーマを変えます。
プロフィールに書いていないことを話す回です。
休みの日の過ごし方、好きなもの、これまでどんなふうに過ごしてきたか。書いてあることをなぞらなくていいぶん、話は広がります。
そのうえで、この回にひとつだけ置いておきたい質問があります。
「もし結婚したら、どのあたりに住みたいとか、ありますか?」
その場で深く話し込まなくて大丈夫です。
「また今度、詳しく教えてください」と置いておく。それだけで、三回目の入口ができます。
この一問があると、次に会ったときに、いきなり将来の話から始めずに済みます。
前回の続きとして入れるので、こちらも構えずに切り出せます。
▷ 聞き役ばかりで、自分の考えを返せていないとき
三回目からは、
将来の話へ
三回目で、将来の話に入ります。
どなたに対しても、将来をどう思っているかまでは聞いておいたほうがいいと、僕はお伝えしています。
住む場所のこと。子どものこと。働き方のこと。この三つくらいで十分です。
答え合わせをする場ではありません。
お互いの前提を、並べて置くだけです。同じでなくて構いません。違いが見えたら、そこから寄せていけるかどうかを見ればいい。
そして、これは重い話ではありません。
むしろ早いうちに出すほうが、あとでずれません。何回も会ってから初めて出すと、そのときには「今さら聞けない」がついてきます。軽いうちに出すから、軽く話せます。
男性は、万一のことまで含めて先を考えているところがあります。
だから将来の話は、思っているより具体的な答えが返ってきます。聞いてみて驚く方が、けっこういらっしゃいます。
言葉で分からないところは、
歩きながら見る
三回目くらいからは、場の組み方も少し変えます。
食事とお茶だけだと、座っている時間ばかりになります。
食事に、散歩や買い物を足しておく。それだけで、見えるものが増えます。
たとえば、歩くペース。お店の人への接し方。少し待たされたときの様子。
細かい癖や、何に興味があるのか。このあたりは、会話では出てきません。
これは、相手を採点するためではありません。
一緒にいて心地いいかどうかは、言葉より先に、体のほうが分かっていることがあります。その材料を、こちらから増やしておくということです。
先に、しんどいところも
書いておきます
正直なところも書いておきます。
一つめ。この順番どおりには進みません。
二回目でまた仕事の話に戻ることもありますし、三回目が雑談で終わることもあります。順番は目安です。ずれたら、次の回で戻せば大丈夫です。
二つめ。将来の話をすると、そこで終わることがあります。
住む場所や子どものことで、はっきり違うと分かる場合があります。しんどいところですが、これは早く分かったほうがいいことです。三回目で分かるのと、半年後に分かるのとでは、使った時間が違います。
三つめ。流れに任せる楽しさは、少し減ります。
自分で組み立てるぶん、成り行きの面白さは薄くなります。そのかわり、お互いが先に進むのかどうかが早く見えます。それは、お互いのためになります。
それから、よくいただく質問にも先に答えておきます。
「三回目で将来の話なんて、重くないですか」
重くなるのは、時期ではありません。確認のかたちで出したときです。
「ちなみに、どのあたりに住みたいですか」は重くなりません。答えを取りに行く聞き方になると、急に重くなります。同じ話題でも、そこが分かれ目です。
▷ プレ交際の間に、何を見ておけばいい?
実際に、
どう変わっていったか
以前、プレ交際に入ったものの、二回目・三回目で何を話せばいいのか分からない、というご相談が続いた時期がありました。
面談でやったのは、話題を増やすことではありません。
回ごとのテーマを一つずつ決めて、二回目に一問だけ置いておく。三回目は食事に散歩を足す。それだけです。
「当日に考えなくてよくなりました」とおっしゃる方が、何人もいらっしゃいました。
成婚された方の言葉も、ご紹介します。
特に印象に残っているのは、公園でお互いのことや将来のことを長時間、たくさん話し合えたことです。今までお会いした人の中でこんなに話し合えた人がいなかったので、印象に残っています。(H.Sさん・40代前半)
H.Sさんが結婚を決めたのは、この方と結婚生活のイメージができたときだったと書かれています。話し合えたことが先にあって、イメージがあとから来ています。
あえて家族連れが多くいるスポットに行って彼の反応を見るのも、彼を観察することができますし、自然と将来の話になりやすいのでは?と思います。(A.Sさん・30代後半)
A.Sさんは、決め手を「この瞬間」ではなく、会うたびに少しずつと書かれています。
場所を選んで、話が将来のほうへ向かう。その積み重ねのほうを挙げていらっしゃいます。
※ ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています。
数字で言えること、
言えないこと
「三回目までに将来の話をした方の成婚率」——そういう数字は、うちにはありません。
デートで何を話したかを集計する、ということもしていないので、作りません。
かわりに、手元にある数字を出します。
まりなびを卒業された方の71%が成婚されています。
定義は「創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数」です。
プロポーズまでは平均11ヶ月でした。
なぜこの数字になるのか、サポートの中身も書いておきます。
まりなびでは、次のデートで何を話すかを、面談で決めて持ち帰っていただきます。
その回のテーマ、置いておく一問、場所の組み方まで。会ったあとの報告も同じ担当が受けるので、毎回いちから説明せずに、前回の続きから話せます。
何を話すか迷った日の、
小さな手順
- 次に会うのが何回目かを、数えてみる。
それだけで、その日のテーマがだいたい決まります。 - その回のテーマを、一つだけ決めておく。
一回目は仕事、二回目はプライベート、三回目は将来。多くても一つで十分です。 - 二回目に、一問だけ置いておく。
「もし結婚したら、どのあたりに住みたいとか、ありますか?」——そのあとに「また今度、詳しく教えてください」を添えます。 - 三回目は、食事に何かを足してみる。
散歩でも、買い物でも構いません。歩く時間があると、見えるものが増えます。 - 帰り道に、一つだけ書き留めてみる。
話した内容ではなく、一緒にいたときの感じのほうを。次の回に持っていけます。
一度、
考えてみてほしいこと
最後に、ひとつだけ持ち帰っていただきたい問いがあります。
「三回目までに、聞いておきたいことは何ですか」
相手を測るための問いではありません。
自分がこの先どんなふうに暮らしたいのか、そのうちの一つでいいので、言葉にしておく。決まっていれば、当日その場で探さずに済みます。
どこで暮らしたいか。休みの日をどう過ごしたいか。どれでも構いません。
全部そろっていなくて大丈夫です。聞きたいことが一つあれば、その回はそれで成立します。
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2005年から20年、これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
先へ進んでいった方に共通しているのは、話が弾んだことではありません。
三回のうちに、将来の話までたどり着けたことのほうです。
次の一回、テーマを一つ決めるところから始めてみてください。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から
次の一回を、一緒に組み立てたい方へ