好かれているのに「申し訳ない」と感じてしまうとき

婚活の悩み

好意を、向けてもらっている。
ほんとうは、うれしいはずなのに。

「申し訳ないな」
「私なんかに、もったいないな」
そんな気持ちが先に立って、素直に、受け取れない。

やさしくされるほど、なぜか、少し苦しくなる。
そうして、せっかく近づいてくれた人から、
自分のほうから、そっと距離をとってしまう。

それは、ひねくれているからでも、わがままだからでもありません。

受け取るのが、上手じゃないだけ。
そして、それには、ちゃんと理由があります。

今日は、その「受け取れなさ」を、少しほどいてみたいと思います。

たとえば、こんなとき

デートの帰りぎわ。
「また会おう」と言ってもらえたのに、
うれしいはずなのに、
「ありがとうございます、でも……」と、言葉を濁してしまう。

「付き合ってほしい」と言われて、
悪い人じゃない、とわかっているのに、
「私なんかで、いいのかな」と、うなずけない。

まめに連絡をくれる人に、だんだん申し訳なくなって、
返事の間隔が、すこしずつ、空いていく。

向けられた好意を、受け取りそびれて、
気づけば、自分のほうから、終わらせてしまっている。

これ、相手がきらいなわけじゃ、ないんですよね。
じゃあ、なぜ、こうなってしまうんでしょう。

「申し訳ない」の正体は、
自分への評価のくせ

好意を受け取れないとき、心の奥にあるのは、たいていこれです。

「自分は、そこまでしてもらえるような人間じゃない」

はっきり言葉にしていなくても、
どこかで、そう感じている。

だから、好意を差し出されると、
「受け取る資格がない」気がして、居心地が悪くなる。

これは、あなたの性格の問題ではありません。
これまでの中で、いつのまにか身についた、自分への評価のくせです。
くせなら——これから、ゆるめていけます。

「申し訳ない」が、
べつの気持ちを隠していることも

そして、もうひとつ。
これは、すこしだけ、勇気のいる話かもしれません。

「申し訳ない」の下に、ほんとうは、
「この人とは、ちょっと違うかも」という感覚が、
かくれていることも、あります。

人を、条件で見てしまうこと。
それは、わるいことでも、いやらしいことでもありません。
自分の人生がかかっているのだから、当たり前のことです。

でも、その「条件で見ている自分」を、
自分で認めるのは、なんだか居心地がわるい。
「値踏みしてるみたいで、いやだな」と、感じてしまう。

だから、こう、すり替えてしまうことがある。
「相手は、なにも悪くない。決められない、私が悪いんだ」と。

相手のせいにするより、ずっと、やさしい。
でも、これも、ひとつの「受け取らなさ」です。
ほんとうの気持ちに、そっとフタをして、
罪悪感のほうを、選んでしまっている。

条件は、捨てなくて、いいんです。下げなくても、いい。
ただ、「申し訳ない」の下にある、
「私は、ほんとうは、どう感じてる?」を、
いちど、のぞいてみてほしいんです。

心が「うれしい」と言っているなら、受け取る。
心が「ちがうな」と言っているなら、
それは、罪悪感ではなくて、ただ、ご縁がなかっただけ。

どちらでも、自分を責める必要は、どこにもありません。

受け取れる人から、
与えられる人になる

ひとつ、知っておいてほしいことがあります。

人は、自分が満たされて、はじめて、
人にもやさしくしたくなる生きものです。

コップが空っぽのままでは、だれかに注いであげることはできません。
まず、自分が受け取る。満ちる。
そうしてようやく、あふれた分を、人に分けたくなる。

つまり、好意を受け取ることは、わがままではなくて、
これから、だれかを大切にしていくための、はじめの一歩なんです。

受け取れない人は、じつは、与えるときにも苦しくなりがちです。
だからこそ、まず「受け取る」を、練習してみてください。

「受け取らない」は、
相手の気持ちを下げてしまう

もうひとつ。

「申し訳ない」と受け取らずにいると、
それは、相手の気持ちを、そっと押し返してしまうことにもなります。

好意を向けた側からすると、
「せっかくの気持ちが、届かなかった」ことになるからです。

逆に、あなたが「うれしい」と受け取ってくれたら、
相手は、自分の気持ちが届いた、と感じられる。

たとえば、あの「また会おう」に、
「うん、会いたい」と、ちゃんと返せたとき。
その一言で、相手は「あ、届いた」と、ほっとします。
次に会うのが、おたがい、たのしみになる。
受け取るって、ただそれだけで、こんなに伝わるんです。

受け取ることは、自分のためだけじゃなく、
相手への、いちばんやさしい返し方でもあるんです。

受け取れるように、
なっていく小さな手順

いきなり全部は、受け取れません。
小さなところから、ひとつずつ。

  1. 受け取れないのは、自分の価値のせいじゃない、と知る。
    ただの、評価のくせです。
  2. まず「ありがとう」だけ、言ってみる。
    「申し訳ない」を飲み込んで、お礼に変える。
  3. うれしかったことを、否定せず、味わう。
    「でも」をつけずに、うれしいを、そのまま。
  4. 自分を満たす、小さなことを集める。
    コップが満ちると、受け取るのが楽になります。
  5. 受け取ることは、相手への敬意だと思い出す。
    それは、あなたのやさしさの、表れ方のひとつ。

僕は、東京・南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。

2005年から20年、男女のパートナーシップを研究してきて、
これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。

「申し訳なくて、受け取れない」と言っていた方が、
少しずつ「うれしい」を受け取れるようになると、
不思議と、表情がやわらかくなって、まわりからも大切にされていく。
そういう変化を、何度も見てきました。

受け取るのがへたなのは、あなたが、人の気持ちを軽く扱えない人だからです。
その優しさは、ちゃんと、いい方向に育てられます。

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リョージ

婚活サポート20年・成婚率71%。「心で選ぶから、理想が叶う」結婚後も幸せな結婚を一緒に探しています。

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