南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
お付き合いが続いてきた。彼はいつも、ジーパンにスニーカー。
最初のころはきれいめの服にパンプスで会っていたけれど、並んで歩くと自分だけ頑張っているようで、落ち着かない。
それで少しずつ、彼に合わせた服になってきた。
「このままでいいのかな」というご相談を、よくいただきます。
この記事では、交際が続いてからのデート服を、どう選べばいいかをお話しします。
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先に、迷いが解けにくい理由から書きます。
彼に合わせるのは、気遣いです。相手が気楽な格好なら、こちらも気楽に。隣に並んだときの釣り合いを考えるのは、自然なことです。
だから「合わせるか、合わせないか」で考えると、どちらを選んでも、どこか引っかかりが残ります。
見るところは、そこではありません。
その服を着たあなたが、彼にどう映っているかです。
男性は、服の細かいところまでは分かりません。
でも、雰囲気が変わったことには気づきます。ここから、三つに分けてお話しします。
一、合わせるのは自然なこと。
ただ、ぴったりだと「いつもの感じ」になる
まず、一番お伝えしたいことです。
合わせていくこと自体は、何も困りません。
ただ、ぴったり合わせきると、彼から見たあなたが「普通」になっていきます。
「いいな」ではなく、「あ、いつもの感じね」。印象が、そこで止まるんです。
反対に、季節や行き先に合わせて服が少しずつ変わっていると、彼には「気にしてくれてるんだな」と伝わります。
「最近、ちょっとおしゃれになってきたな」と感じる。これは、責める目ではなく、嬉しい側の気づきです。
僕がお伝えしているバランスは、女性のほうが、ほんの少し先を行っているくらいがちょうどいい。
彼と張り合うのではなく、隣に並んだときに、少しだけ整っている。そのくらいです。
▷ お見合いの服装、何を基準に選べばいいか迷うとき
二、先に行き先を決めて、
その場に「半歩先」を選ぶ
次に、選び方です。
順番は、服より先に、どこで何をするかです。
食事なのか、街歩きなのか、外で体を動かすのか、家でゆっくりするのか。行き先が決まると、服の幅が決まります。
そのうえで、その場に対して半歩先を選びます。
街歩きや外遊びの日なら、男性はたいてい無難な服にスニーカーで来ます。こちらもスニーカーで構いません。そこに、場に合う上の一枚を選んでおく。それだけで半歩先になります。
頑張りすぎる必要はありません。行き先から浮くほど整えると、今度は相手が落ち着かなくなります。
若く見せようとするより、今の季節を少しだけ取り入れる。大人の選び方としては、そのほうが自然です。
▷ デートで何を話せばいいか、回数ごとに決めておく
三、服は、
相手にどう映るかの話
三つめが、いちばん大事なところです。
交際中の方から、こんな話を聞いたことがあります。
彼が少しいい服を着てきた日、似合っているなと思って、見ている自分まで嬉しくなった、と。
その感じを、彼があなたに対して持てるといいんです。
服は、我慢して着るものでも、義務でもありません。
気に入った服、自分で選んだ服を着ると、気持ちが変わります。その気持ちは表情や雰囲気に出て、彼にも伝わります。機嫌がよさそう、生き生きしている、と。
交際が続くと、見た目のことはつい後回しになります。
でも、彼の中のあなたの印象は、会うたびに少しずつ更新されています。半歩先は、その更新を止めないための、小さな一手です。
▷ 初対面で「また会いたい」と思われるには
先に、しんどいところも
書いておきます
正直なところを書きます。
一つめ。自分だけ頑張っているようで、気恥ずかしいことがあります。
最初に合わせるようになった理由が、まさにそこです。ただ、半歩は頑張りすぎの手前です。並んで浮くほどではありません。
二つめ。毎回考えるのは、少し手間です。
行き先を聞いて、服を選ぶ。ひと手間は増えます。そのかわり、行き先が決まっていると、選ぶ時間は短くなります。
三つめ。彼が言葉にしてくれるとは限りません。
男性は、気づいていても口に出さないことが多い。反応がないから届いていない、とは受け取らないでください。
それから、よくいただく質問にも先に答えておきます。
「楽な格好を見せられる関係のほうが、いいのではないですか」
それは、その通りです。気を張らずに会えるのは、関係が深まったしるしです。
家でゆっくりする日は、楽な格好でいい。半歩先は、それを手放すことではありません。出かける日に、行き先に合わせて少しだけ整える、というだけの話です。
実際に、
どう変わっていったか
以前、交際が続いて、服がだんだん彼に合わせた普段着になってきた、というご相談が続いた時期がありました。
そのときお伝えしたのは、合わせるのをやめることではありません。
次のデートの行き先を先に確かめて、その場に対して半歩先を選ぶ。スニーカーの日はスニーカーのまま、上の一枚だけ考える。それだけです。
服を選ぶ基準が、彼の格好から、行き先と自分の気持ちへ移っていきました。
成婚された方の言葉も、ご紹介します。
洋服やバックのセンスもよく、一瞬見せた笑顔がとても可愛くて、「この笑顔をまた見たいな」と思いました。(A.Sさん・30代後半)
ご主人の第一印象を振り返った言葉です。女性の側も、相手の服をちゃんと見ています。
A.Sさんはそのあと毎週デートを重ね、「毎週デートする度にじわじわと思いが高まっていきました」と書かれています。十一ヶ月で結婚が決まりました。
コミュニケーションの方法や、気持ちの持ち方、ファッションなど、さまざまな方向からサポートしてもらい、婚活ではない場でも役立つことがたくさんありました。(Aさん・40代前半)
Aさんが結婚したいと思ったのは、「一緒にいて楽しくて、居心地がよく、私のことを考えてくれていると思ったとき」だったそうです。
※ ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています。
数字で言えること、
言えないこと
「交際中の服装を変えたら、成婚率がどれだけ変わったか」——そういう数字は、うちにはありません。
服の選び方を数字で比べる方法もないので、作りません。
かわりに、手元にある数字を出します。
まりなびを卒業された方の71%が成婚されています。
定義は「創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数」です。
プロポーズまでは平均11ヶ月でした。
なぜこの数字になるのか、サポートの中身も書いておきます。
まりなびでは、季節ごとのファッション講座に加えて、交際中のデート服も面談で扱います。行き先を聞いて、男性の目線で「ここを半歩だけ」と一緒に考える。
入会から卒業まで同じ担当が伴走するので、お見合いの服から、交際が続いてからの服まで、関係の進み方に合わせて相談が続きます。
次のデートの前にできる、
小さな手順
- 行き先と、何をするかを先に確かめる。
食事か、街歩きか、外遊びか、家でゆっくりか。服はそのあとで考えます。 - 彼がどんな格好で来そうか、思い浮かべる。
いつもの彼の服が、半歩先を決める目安になります。 - 一か所だけ、整えてみる。
上の一枚でも、靴でも構いません。全部を変えなくていい。 - 季節が変わったら、一つだけ入れ替えてみる。
それだけで「いつもの感じ」から少し動きます。 - 家でゆっくりする日は、楽な格好のままでいい。
整えるのは、出かける日だけで十分です。
一度、
考えてみてほしいこと
最後に、ひとつだけ持ち帰っていただきたい問いがあります。
「彼がいつもより少し素敵な服で来た日、あなたはどう感じましたか」
彼の服を採点する問いではありません。そのとき自分の中で起きたことを、思い出してみてください。
嬉しかった、誇らしかった、なんだか大事にされている気がした。浮かんだその感じが、彼があなたの半歩先の服を見たときに感じるものです。
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2005年から20年、これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
交際が続いてからの服は、頑張るためのものではありません。
「気にしてくれてるんだな」を、彼に届けるためのものです。
まずは、次のデートの行き先を聞くところから始めましょう。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から
交際中の服から、一緒に考えたい方へ