離婚したこと。
仕事を休んだ時期があること。一度、辞めたこと。
いい雰囲気で話が進むほど、頭の片隅でずっと考えている。
これ、いつ話せばいいんだろう。どこから話せばいいんだろう。
早すぎても重いし、遅すぎても隠していたみたいになる。
打ち明けたとたん、すっと引かれてしまったら——
そう思うと、言い出せないまま、また一回会ってしまう。
*
その迷いは、後ろめたいからではありません。
これからの相手を、大切にしたいと思っているからこそ、
どう伝えるかを、ちゃんと考えているんです。
南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
2005年から20年、これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
そのなかには、離婚や休職を経て、結婚していかれた方が、たくさんいます。
今日は、これまでの自分を「どこから、どう話すか」を、お話しします。
過去は、「告白」する
重い話ではありません
まず、いちばんお伝えしたいことから。
過去を打ち明けることを、「告白」のように考えてしまうと、
どんどん重くなっていきます。
深刻な顔で、切り出して、許してもらう——。
そんなふうに身構えると、伝えるあなたも苦しいし、
聞くほうも、つられて身構えてしまう。
でも、離婚も、休んだ時期も、辞めた経験も、
「許してもらうこと」ではありません。
それは、今のあなたを形づくった、ひとつの経験です。
無かったことにする必要も、頭を下げて報告する必要も、ないんです。
順番が、楽にしてくれる。
過去より先に、これから
「いつ話すか」で迷うとき、効くのは順番です。
過去から入ろうとすると、どうしても重くなる。
だから、先に来るのは、過去ではありません。
まず、これからどうありたいか。
どんな二人でいたいか、これから何を大事にしたいか。
そこで心が通ってから、その流れで、過去にも触れる。
そうすると、過去は「打ち明け話」ではなく、
「ここまで来た道のり」として、自然に話せます。
たとえば、こんなふうに。
「これからは、ちゃんと話し合える二人でいたいの。
じつは前の結婚で、それができなくて、つらかったから」。
過去が、これからの願いと、ひと続きになる。
これだと、相手も身構えずに、受け取れます。
引かれるのが怖い。
でも、その反応も材料になる
それでも、不安は残ると思います。
話したとたん、引かれたら、と。
正直にお話しします。
ぜんぶの人が、笑顔で受け止めてくれるわけではありません。
でも、ここで、向きを少しだけ変えてみてください。
打ち明けたときの相手の反応は、
こわいものであると同時に、いちばんの見極め材料でもあります。
過去をふくめて、あなたという人を見ようとしてくれるのか。
それとも、そこだけを見て、引いてしまうのか。
もし、それだけで離れていく人なら——
その先の長い結婚生活で、しんどいことがあったとき、
となりにいてくれる人かどうかは、もう見えています。
だから、打ち明けることは、ふるい落とされることではなくて、
これからを一緒に歩ける人を、見つけていくことでもあるんです。
「早く言わなきゃ」で、
焦らなくていい
もうひとつ、よくあるのが「早く言わなきゃ」という焦りです。
隠しているみたいで落ち着かない。
だから、まだ関係もできていないのに、初対面で全部話してしまう。
でも、急いで差し出す必要は、ありません。
過去は、信頼が育つほど、軽く話せるようになります。
逆に、関係ができる前にいきなり重い話を置くと、
相手も、受け止めるための土台がないまま、判断することになる。
少しずつ「いいな」が積もって、心が通ってきたら、
そのときに、自分の言葉で話せば、ちゃんと間に合います。
——ここまで読んで、ひとつ、聞いてみたいことがあります。
あなたが本当に伝えたいのは、過去そのものでしょうか。
それとも、その経験を経て、これからどうありたいか、のほうでしょうか。
どこから話すか、迷ったときの
小さな手順
特別なことは、いりません。
言い出せずに止まってしまったとき、この順番だけ思い出してください。
- 「告白」だと思わない。過去は、今のあなたを作った経験。
許してもらう話ではありません。 - 過去より先に、これからの願いを話す。
どうありたいかでつながってから、その流れで触れる。 - 初対面で全部、を急がない。
信頼が育つほど、軽く話せるようになります。 - 打ち明けたあとの反応も、見極めの材料にする。
そこで引く人かどうかは、この先を映しています。 - 卑下しない。「すみません」ではなく、自分の言葉で。
頭を下げて報告するのではなく、これからの話として。
*
僕は、東京・南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
2005年から20年、男女のパートナーシップを研究してきて、
これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
離婚や休職を経た方が、その経験を「これから」につなげて話せたとき、
かえって深く信頼されて、結婚していく場面を、何度も見てきました。
まりなびは卒業151人、成婚率71%、平均11ヶ月でプロポーズまで進んでいます。
過去を、どう伝えるか。
それを、ひとりで抱えて、止まらなくていいんです。
まりなびには、無料相談 という入口があります。
今の状況から近道を一緒に考える