「私、恋愛経験が少ないから」
「こんな歳になるまで、ちゃんと付き合ってこなかったから」
婚活のことを考えるたびに、
自分の心にブレーキをかけてしまう。
うまく話せる自信がない。
慣れていない自分が、ばれてしまいそうで怖い。
「経験が少ない」というだけで、もう負けている気がする。
*
最初に、ひとつだけ。
それは欠点じゃありません。
恋愛経験が少ないことは、
あなたという人の値打ちを、ひとつも下げていません。
それに、めずらしいことでもありません。
「ちゃんと付き合ったことがなくて」というお話は、
思っている以上によく聞きます。というより、年々増えています。
まりなびの会員さんも、そうです。
結婚したい人の中では、もう、けっこう普通のことになってきています。
むしろ、ここまで自分のペースを大事にして、
軽はずみにならずに来たということでもある。
「経験がない=自信を持てない」というのは、
あなたが本当にダメなんじゃなくて、
順番を、ちょっと逆に考えているだけなんです。
「経験がないから自信がない」
は当たり前のように思える
「経験があれば、自信がつく」
「だから、経験のない私は、自信がなくて当然」。
これは、すごく自然な考え方に見えます。
ほとんどの人が、なんの疑いもなく、そう思っている。
でも、ちょっとだけ立ち止まって、考えてみてほしいんです。
まわりを見回したとき、
恋愛経験が豊富な人が、みんな幸せそうに結婚しているかというと——
そうとは、限りませんよね。
何度も恋愛してきたのに、こじれてしまう人もいる。
逆に、ほとんど経験がないまま、
するっと幸せな結婚をしていく人も、ちゃんといます。
つまり、「経験の数」と「幸せな結婚」は、
わたしたちが思うほど、きれいに比例していないんです。
自信は「つけてから動く」
ものじゃない
ここが、いちばんお伝えしたいところです。
多くの人が、こう思っています。
「自信をつけてから、婚活を始めよう」
「もう少し、自分に自信が持てるようになってから」。
その気持ち、よく分かります。
こわいまま飛び込むより、準備してからのほうが安心ですから。
でも、じつは順番が逆なんです。
自信は、何かをする「前」に用意しておくものではなくて、
動いているうちに、後から育ってくるもの。
「自信がついたら動く」を待っていると、
その日は、なかなかやって来ません。
動いていないと、自信が育つきっかけ自体が、生まれないからです。
だから、自信がないまま始めて、いい。
むしろ、それがふつうなんです。
「経験がある人が正解」
という心の癖
そもそも、どうして「経験がない」を、
こんなにも引け目に感じてしまうんでしょう。
わたしたちは小さい頃から、
たくさんの「○と×」の中で育ってきました。
テストにも、通知表にも、まわりの目にも、
いつも「正しい」と「ダメ」の線が引かれていた。
その癖は、大人になっても、ちゃんと残っています。
だから恋愛でも、つい考えてしまう。
「経験がある人が、正解」
「経験のない私は、不正解」。
でも、恋愛も結婚も、
テストみたいに正解が決まっているものじゃありません。
「経験が少ない」は、×じゃない。
ただ、心が勝手に×をつけて、
その×に向かって、自分で落ち込んでいるだけなんです。
自信は大切に扱われることで
育っていく
じゃあ、自信って、どこから生まれるのか。
仕事の成果や、できることの多さから来る自信も、もちろんあります。
でも女性の場合、恋愛や結婚での自信は、ちょっと種類が違うんです。
人は、だれかに大切に扱ってもらえたとき、
「あ、私は大切にされていい存在なんだ」と、じわっと感じます。
その積み重ねで、自分のことを少しずつ好きになっていく。
それが、女性の自信の正体です。
経験の数で決まるものじゃ、ないんですね。
そして、その第一歩は——
だれかを待つ前に、自分で自分を大切に扱うこと。
ごはんをていねいに食べる。
よく眠る。気になっていた場所へ、ひとりで出かけてみる。
「私を大事にする」を、小さくでいいから、自分に向けて始めてみる。
身につけるものと、自分にかける言葉
身につけるものを、少しだけ「気分が上がるもの」に変えてみるのもいいです。
高いものである必要はありません。自分が見て「いいな」と思えるかどうかだけ。
朝、髪がきれいに巻けた日は一日の気分が違う——そんな話をよく聞きます。
それが毎日だったら、どうでしょう。
もうひとつ、自分にかける言葉も。
心の中で、けっこう辛辣なことを自分に言っている方がいます。
落ち込んでいる人に追い打ちをかける人は、いませんよね。慰めるはずです。
自分が落ち込んだ時も、まず自分をねぎらう。そこからで大丈夫です。
不思議なもので、自分を大切にできている人のところには、
同じように、その人を大切に扱う人が、近づいてきます。
直そうとしなくていい
世の中には、「自信のつけ方」がたくさんあります。
「経験を積みましょう」「場数を踏みましょう」
「もっと積極的に」「明るく、社交的に」——。
どれも、まちがいではありません。
ただ、その多くは、どこか
「今のあなたには足りない。だから直しましょう」
と聞こえてしまうことが、あるかもしれません。
足りないところを直そう、直そうとするほど、
自分をダメな存在にしないと直せないですから、
心は「私はダメなんだ」のほうへ、傾いていきます。
それでは、いつまでも自信は育ちません。
直さなくて、いいんです。
「経験のない自分」を直すんじゃなくて、
「経験がないと、私はダメ」という思い込みのほうを、
「本当に?」って疑ってみる。
変えるのは、自分の考え方や行動の前に、自分を見る「見方」のほう。
そこから、ほんとうの意味で、楽になっていきます。
やる気も、無理に上げなくていい
やる気を無理に上げる必要も、ありません。
入りやすいのは、「私も、幸せになってもいいんだ」というところからです。
「自分には、その資格がない気がする」と感じる方もいます。
でも、機会と時間だけは、みんなに平等にあります。
その時間をどう使うかは、自由です。
幸せになるために使っても、いいんです。
自信がないまま、
動きはじめるための小さなステップ
とはいえ、「明日から自信満々」なんて、無理な話です。
心は、すぐには切り替わってくれません。
なので、自信がないまま動きはじめるための、
小さなステップだけ、ここに置いておきます。
- 「経験がない」を、欠点リストから外す。
それはマイナスではなく、ただの「今の状態」です。 - ○か×かで、自分を採点しない。
「経験ある人が正解」——その物差しを、そっと外す。 - 自分を大切に扱うことを、ひとつだけ始める。
だれかを待つ前に、自分から。 - 「どんなふうに大切にされたら、うれしいかな」と思い浮かべる。
遠くから眺めるより、その中にいる自分として味わってみる。 - そのために、今できる小さなことを、ひとつだけ。
このステップの中に、「経験を積む」は、一度も出てきません。
*
それでも、
「やっぱり、自信がないまま動くのはこわい」という人も、いると思います。
それも自然なことです。
こわいと感じるのは、
あなたが、この先の人生をちゃんと大事に思っている証拠ですから。
どうでもよかったら、こわくもなりません。
ひとりでやらない——だれに教わるか
ひとりでやらないこと——素直に、人に頼ることです。
モテるふりをしたり、恋愛のうまさを磨いたりする話ではありません。
自分の経験に合ったやり方とステップを教えてくれる人を持つ、ということです。
できれば、異性がいいと思います。
女性なら、男性。あなたの目線に合った男性心理から話してもらえるからです。
ただ、経験が多すぎる人だと、少しずれます。
たとえば元ホストのような方は、あなたくらいの時の感覚には戻れないので、
話が噛み合わなくなりやすい。かといって少なすぎても、
自分の経験より先のことは、教えられませんから。
自分より経験は多そうで、でも遠すぎない人に、できることから教わる。
できたら、うれしい。うれしいと、次もやってみたくなる。
その繰り返しの中で、自信のほうが、あとから積み上がっていきます。
*
申し遅れました。
東京・南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
20年、男女のパートナーシップを研究してきて、
たどり着いたのは、とてもシンプルなことでした。
幸せな結婚をしていく人は、
恋愛経験が豊富だったわけでも、特別に器用だったわけでもない。
ただ、「足りないところを直そう」とするのをやめて、
「大切にされるってどんな感じか?を体験しに、出会いにいこう」と進んでいた。
そこからだったんです。
まりなびは、これまでに151人が卒業しています。
成婚率は71%——創業以来の会員数を分母にした数字です。
活動を始めてから、平均11ヶ月でプロポーズを受けています。
経験が少ないところから始めるなら、
結婚相談所は、わりと進みやすい場所だと思っています。
出会いの機会がつくれること。
恋愛経験がずば抜けて多い方は、そう多くないこと。
そして、向いている方向が、お互い同じであること。
回り道をする経験にも、意味はあります。
ただ、時間のほうを大事にしてほしいな、と思うんです。
相談所を選ぶなら、段取りだけでなく、
あなたの恋愛経験と性格に合ったペースで組んでくれるかどうか。
そこを見てみてください。
この続き——
「自信がないまま、どう一歩を踏み出すのか」を、
LINEのほうで、もう少しゆっくりお話ししています。
今の状況から近道を一緒に考える