「もう少し会ってみたら、もっといい人がいるかもしれない」
「何回お見合いしたら、決まるんだろう」
お見合いは、回数が数えられます。
数えられるぶん、気になります。
南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
今日は、結婚が決まった人たちがお見合いを何回して、何人と交際していたのかを、IBJの公開データで見てみます。
先にお伝えしておくと、これは「◯回会いましょう」という話ではありません。
回数を目標にすると、会うことがノルマになります。ノルマになると、会っている相手より、残りの回数のほうを見てしまう。
数字が何を言っているのかを、そのままお見せします。
お見合い10〜12回のところが、
成婚率のいちばん高いところ
最初の数字です。
お見合いの回数ごとに成婚率を見ると、10〜12回のところがピークで45.8%。
それ以上回数を重ねても、成婚率は上がっていません。
※IBJ結婚みらい研究所(2025年データ・成婚した会員19,112名の活動データ)。成婚率=成婚者 ÷(成婚者+退会者)。
会う回数が増えるほど決まりやすくなる、という形にはなっていない、ということです。
ここで見ておきたいのは、ピークが「1回目」でも「30回目」でもなく、10回前後にあることです。
何人かと会うと、自分がどんな人といると話しやすいのか、どんなところに心が動くのかが見えてきます。
それが見えたあとは、回数を足すより、見えたものを手がかりに進むほうに数字が寄っています。
▷ 婚活の条件に当てはまる男性は何人いるのか、公的データで数えてみた
結婚が決まった人は、
何回会って、何人と交際していたか
もう一つ、別の年の調査です。
結婚が決まった人の、お見合いと交際の数の中央値(真ん中の人の値)を、年代ごとに出したものがあります。
どの年代でも、お見合いは10〜14回。そのうち4〜6人と交際。交際移行率は約40%。
退会した人は、交際移行率が成婚した人より10ポイント以上低い。
※IBJ「2024年度版 成婚白書」図2_4・図2_5(成婚者15,374名)。交際移行率=交際人数 ÷ お見合い数。
年代によって、回数は大きく変わっていません。
そして、成婚した人と退会した人で違いがはっきり出ているのは、お見合いの回数より、会ったあとに交際へ進んだ割合のほうでした。
十人と会って、四人と交際に進む。
「この人とは、もう一度会ってみたい」と思えた相手が、それくらいの割合でいた、ということです。
交際に進んでからは、
時間をかけるほど決まるわけではない
交際の日数も、見ておきます。
交際120日(約4ヶ月)を境に、成婚率は下がりはじめます。
※IBJ結婚みらい研究所(2025年データ)。ここでいう交際は、仮交際(プレ交際)と真剣交際を合わせた期間です。
別の年の調査でも、交際150日ほどで6割以上、200日以内に約9割が成婚退会しています。
※IBJ「2024年度版 成婚白書」図2_6。
お見合いの回数と同じで、日数を重ねるほど決まりやすくなる、という形にはなっていません。
会って、気持ちが動いた相手とは、そのまま続けて会っていく。数字は、そういう進み方の人が多かったことを示しています。
▷ 「もう退会していいのかな」を、見極めたいとき
先に、この数字の
弱いところも書いておきます
この数字には、はっきりした限界があります。
一つめ。これは、並んで起きていることで、原因と結果ではありません。
10回会ったから決まった、とは言えません。決まった人の回数を並べたら、そこに集まっていた、という数字です。
二つめ。中央値なので、幅があります。
真ん中の人が10〜14回というだけで、1回目で決まった方も、もっと多く会った方もいます。
三つめ。回数ごとの成婚率の、細かい数え方までは公開されていません。
ピークの45.8%と「それ以上は上がらない」までが、記事に書かれている範囲です。それ以外の回数の数字は、ここでは作りません。
こんな疑問も浮かぶと思います。
「もう10回以上会っているけれど、遅いということ?」
数字が言っているのは、「それ以上重ねても、成婚率は上がらない」というところまでです。下がる、とは書かれていません。
ここから先は、回数を足すより、これまで会った方の中で何に心が動いたかを見返すほうが手がかりになります。
実際に、
どう変わっていったか
成婚された方の振り返りを、二つご紹介します。
1番最初のお見合いの時に距離感がすごく合うというか心地よい距離感だと感じました。1回目で「結婚するならこの人かも」と思いました(A.Tさん・30代後半)
ご主人との、最初のお見合いのときのことだそうです。入会から成婚退会までは一年半でした。回数の数字は、こういう方がいることも含めた「真ん中」です。
出口の見えない婚活と思いながらも、目の前のことを一つ一つこなしていけば突然、かけがえの無い人と巡り会いました。気付けば出逢っていた、という感じです。(A.Kさん・40代前半)
A.Kさんは、最初はご主人のことを「この人と結婚したいとは今後も思わないだろうな」と感じていたそうです。それでも会うことを続けて、一年二か月で結婚されました。
ほかにも、「お見合いで色々な方と話すうちに、自分でも気づかなかった好みが見えてきた」と書いてくださった方が、何人もいらっしゃいました。
何回目で決まるかは人によって違います。ただ、会うことを続けるなかで見えてきたものを手がかりに進んでいた、というところは共通していました。
※ ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています。
数字で言えること、
言えないこと
「お見合いの回数別に見た、まりなびの成婚率」——そういう数字は、うちにはありません。集計していないので、作りません。
かわりに、手元にある数字を出します。
まりなびを卒業された方の71%が成婚しています。定義は「創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数」、プロポーズまでは平均11ヶ月です。
なぜこの数字になるのか、サポートの中身も書いておきます。
まりなびでは、お見合いのあとに、会った方のどこに心が動いたかを、入会から卒業まで同じ担当が一緒に振り返っています。
回数を数えるためではなく、会うたびに見えてきたものを、次の一人に持っていくためです。
心が先で、条件はあと。だから、条件も納得のいく人と結婚していく。結婚していった方々は、この流れで進んでいました。
▷ 結婚相談所で、結婚までどれくらいかかる?
お見合いを重ねていくときの、
小さな手順
- 会った日に、一行だけメモする。
「話しやすかった」「笑ったところがよかった」など、いいなと思ったところを一つ。 - 回数は、数えておくだけにする。
目標にはしません。あとで見返すときの目印です。 - 交際に進むかは、「もう一度会ってみたいか」で決めてみる。
結婚相手かどうかは、一度目ではまだ分かりません。 - 十回前後で、メモを一度見返す。
何に心が動いていたかが、並べると見えてきます。 - 交際に進んだら、次に会う日を決めてから別れてみる。
間があきにくくなります。
一度、
考えてみてほしいこと
最後に、ひとつだけ持ち帰っていただきたい問いがあります。
「これまで会った方の中で、『もう一度会ってみたい』と思ったのは、どんな時間でしたか」
条件を確かめるより先に、そのときご自分がどんな気持ちでいたか、のほうを思い出してみてください。
思い出せる場面があれば、それが次の一人と会うときの手がかりになります。
数え方と、出典
すべて公開されているデータです。どこから取ったかを、そのままお見せします。
お見合い回数と成婚率・交際120日:IBJ結婚みらい研究所(2025年1〜12月・IBJ結婚相談所ネットワークで成婚した会員19,112名の活動データ)。
成婚者・退会者の中央値(回数・交際人数・交際移行率)と交際日数の累積:IBJ「2024年度版 成婚白書」図2_4・図2_5・図2_6(成婚者15,374名)。
成婚率の定義:成婚者 ÷(成婚者+退会者)。交際は仮交際と真剣交際を合わせた期間です。
いずれもIBJ全体の数字で、まりなび単独の数字ではありません。
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2005年から20年、2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
何回目で決まるかは、人によって違います。
ただ、会って、心が動いた相手と続けて会っていった方が、結婚していきました。
次の一人に会うところから、始めましょう。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から
これまでのお見合いを、一緒に振り返りたい方へ