「40代で独身の男性って、実際どのくらいいるんだろう」
婚活の話をしていると、一度は気になる数字です。
ただ、なんとなくの印象は、どこで誰と会っているかで人によってずいぶん違います。
南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
今日は、40代の独身男性の人数を、国の統計だけで数えてみます。
人数、未婚率、同じ年代の女性との比、そして年収の分布。
先にお伝えしておくと、「多い」「少ない」「チャンス」といった話はしません。
数字が何を言っているのかを、そのままお見せします。
40代の独身男性は、
何人いるのか
出発点は、5年に一度の国勢調査です。
ここでの「独身」は、いま結婚していない人のこと。一度も結婚したことがない「未婚」と、離別・死別の方をあわせた数です。
| 男性の年齢 | 男性の人口 | 独身 | うち未婚 |
|---|---|---|---|
| 40〜44歳 | 約430万人 | 約159万人(36.9%) | 約139万人(32.2%) |
| 45〜49歳 | 約499万人 | 約180万人(36.0%) | 約149万人(29.9%) |
| 40代あわせて | 約929万人 | 約338万人(36.4%) | 約288万人(31.0%) |
※総務省「令和2年国勢調査」時系列データ 第4表(不詳補完値・全国)。カッコ内は、その年齢の男性人口に占める割合。働いていない方も含みます。
40代の独身男性は、約338万人。
そのうち一度も結婚したことがない未婚の方が約288万人で、独身の方の85%にあたります。
40代の男性のうち、未婚の方はおよそ3人に1人(31.0%)。
離別・死別の方も含めた独身では、36.4%です。
40代前半と後半で、割合はほとんど変わりません。
同じ40代の女性と
並べてみると
次に、同じ40代の独身女性と並べます。
独身の中身を、未婚・離別・死別に分けて見てみます。
| 40代の独身 | 男性 | 女性 | 男性 ÷ 女性 |
|---|---|---|---|
| 未婚 | 約288万人 | 約182万人 | 1.58倍 |
| 離別 | 約48万人 | 約80万人 | 0.60倍 |
| 死別 | 約2.6万人 | 約7.0万人 | 0.37倍 |
| 独身(あわせて) | 約338万人 | 約270万人 | 1.25倍 |
※総務省「令和2年国勢調査」時系列データ 第4表(不詳補完値・全国・40〜49歳)
未婚では、男性が女性の1.58倍。
離別・死別では逆に、女性のほうが人数が上回ります。
あわせた独身では、男性が女性の1.25倍です。
「未婚」で数えるか「独身」で数えるかで、男女の比はこれだけ動きます。
ニュースや記事で男女比を見かけたときは、どちらで数えた数字かを確かめてみてください。
30代後半からの未婚の男女を年代ごとに並べた表は、pillarの記事に置いています。
▷ 婚活の条件に当てはまる男性は何人いるのか、公的データで数えてみた
働いている40代の未婚男性の、
年収の分布
年収は、国勢調査では調べていません。
ここからは、別の調査(就業構造基本調査・2022年)の、働いている40〜49歳の未婚男性、約210万人の数字です。
| 年収(仕事からの収入) | 人数 | この中での割合 |
|---|---|---|
| 200万円未満 | 約34万人 | 16.4% |
| 200万円台 | 約41万人 | 19.6% |
| 300万円台 | 約44万人 | 20.9% |
| 400万円台 | 約34万人 | 16.4% |
| 500万円台 | 約22万人 | 10.5% |
| 600万円台 | 約14万人 | 6.9% |
| 700〜900万円台 | 約16万人 | 7.5% |
| 1,000万円以上 | 約3.8万人 | 1.8% |
※総務省「令和4年就業構造基本調査」第40表(全国・有業者・未婚)。年収は仕事から得た一年間の収入(税込み)。
低い順に並べて、ちょうど真ん中にあたるのは300万円台です。
各帯の真ん中の値で出した平均の目安は、約400万円。
国勢調査の約288万人とこの約210万人は、調べた年も、数えた範囲も違います。
差をそのまま「働いていない人の数」とは読まないでください。
▷ 年齢や年収を動かして、人数を見てみる(無料・登録不要)
先に、この数字の
弱いところも書いておきます
この数字には、はっきりした限界があります。
一つめ。2020年時点の数字です。
国勢調査は5年に一度で、ここで使っているのは2020年の結果です。いまの40代とは、生まれ年が5年ずれています。
二つめ。年収の表は「未婚」の方だけです。
就業構造基本調査は、配偶関係を「未婚」とそれ以外にしか分けていません。離別・死別で独身の方の年収は、この表に入っていません。
三つめ。これは「いる人」の数で、「婚活している人」の数ではありません。
ここで、こんな疑問が浮かぶと思います。
「この中で、結婚したいと思っている人は何人いるの?」
それを、この二つの調査から数えることはできません。手元にない数字なので、作りません。
分かるのは「これだけの人が、いま結婚していない」というところまでです。
実際に、
どう変わっていったか
数字のあとに、成婚された方の言葉を置いておきます。
一緒に頑張っている方達が結婚していったり、お付き合いを始めたりして行く中で中々自分は次に繋がる出会いがなく、落ち込んだりしました。 リョージさんとのコンサルの中で人と比べるのではなく、自分のペースで頑張ろうと思えたことと気分転換に趣味の神社仏閣巡りをしたことで自然と乗り越えていました。(H.Sさん・40代前半)
H.Sさんは、そこから一年で結婚されています。
数字や周りと比べたくなる時ほど、自分のペースに目を戻していったそうです。
別の方は、結婚を意識した瞬間をこう書いています。
話しているときに、自然体でいられる心地よさを感じたり、「この人は自分と似た感覚を持っているな」と思う瞬間がありました。……そのような瞬間を積み重ねていくうちに、「もしかしたら、この人と結婚するかもしれない」と思うようになりました。(R.Nさん・40代前半)
決め手は、数字の表には載らない、会ってから重なっていった瞬間でした。
ほかにも、譲れない条件の欄に「居心地が良くて、対等に話ができること」「思いやりがある人」と書いた方がいます。どちらも、会ってみて初めて確かめられるものです。
※ ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています。
▷ 「もう若くないから」は、本当に不利?|40代の婚活で本当に大事なこと
人数を知ったあとは、
一人に会って確かめる
ここまでの数字で分かるのは、これだけの人が、いま結婚していない、ということです。
どの人と心が動くかは、表のどこにも書かれていません。
まりなびで結婚していった方々に共通していたのは、この流れでした。
①心が先。②条件はあと。③だから、条件も納得のいく人と結婚していく。
年収や年齢の希望は、初めからいじる必要はありません。何人かと会ってみると、自分に声がかかる層も、自分の心が動く相手も、数字より早く見えてきます。どうするかは、動いたあとにご自身で決められます。
まりなびを卒業された方の71%が成婚しています。定義は「創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数」、プロポーズまでは平均11ヶ月です。
希望条件は入会前に決めきらなくていいことにして、会った方のどこに心が動いたかを、同じ担当が卒業まで一緒に振り返っています。
数字を見たあとに、
持ち帰る小さな手順
- 数字は「いる」を知るところまでにしておく。
何百万人の中の誰と心が動くかは、数字からは分かりません。 - いまの希望条件を、一度そのまま書き出してみる。
書き直すためではなく、自分が何を置いているかを知るためです。 - 会った人ごとに、一緒にいてどう感じたかを一行メモする。
楽だった、緊張した、話が続いた。どれでも構いません。 - 「いいな」と思ったところを、一つだけ書き添える。
何人か分たまると、ご自分が何に心が動くのかが見えてきます。 - 条件をどうするかは、何人か会ってから決める。
始める前に決めきらなくて大丈夫です。
一度、
考えてみてほしいこと
最後に、ひとつだけ持ち帰っていただきたい問いがあります。
「数字の中の一人と向かい合って座ったとき、自分はどんな気持ちでいたいですか」
落ち着いていたい。よく笑っていたい。無理をしないでいたい。
浮かんだものが、そのまま、会ったときに確かめるものさしになります。
相手を採点するための問いではありません。自分の側の感じを知っておくための問いです。
数え方と、出典
すべて公開されている統計です。どう数えたかを、そのままお見せします。
人数・未婚率・男女比:総務省「令和2年国勢調査」時系列データ 第4表(不詳補完値・全国)。15歳以上の全人口で、働いていない方も含みます。「独身」は未婚・離別・死別の合計、「未婚」は一度も結婚したことがない方です。
年収の分布:総務省「令和4年就業構造基本調査」第40表(全国・有業者)。40〜49歳・未婚の男性を、仕事からの年収の帯ごとに数えたものです。
真ん中と平均:真ん中は、年収の低い順に並べてちょうど半分にあたる帯。平均は、各帯の真ん中の値(300万円台なら350万円)で計算した目安です。
人数は、有効数字2〜3桁で丸めています。「だいたいこのくらい」の目安としてご覧ください。
*
何百万人の中から、
一人に出会う
40代の独身男性は、約338万人。数字は、そこまでを教えてくれます。
その先で誰と出会うかは、数字の外側にあります。
2005年から20年、2,000人ほどの方の婚活をそばで見てきました。
先に心が動いた相手と進んだ方が、条件も納得のいく人と結婚していきます。
いまの希望のまま、一人目に会うところから始めましょう。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から
いまの希望のまま、どこから動くかを一緒に考える