南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。
お相手のプロフィールを開いて、希望年齢の欄を見る。そこに、自分の年齢が入っていない。
それで画面を閉じて、お気に入りからも外す。
続けていたら、候補がずいぶん少なくなっていた——というご相談を、これまで何度もいただいてきました。
この記事では、希望年齢の欄をどう読めばいいかと、申し込む前に確かめるのは何かをお話しします。
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先に、この悩みがなかなか解けない理由を書いておきます。
希望年齢の欄は、お相手が「こうだったらいいな」と書いた欄です。
ところが見る側は、それを「ここに入っていない人はお断り」という線として読んでしまいます。
線として読むと、候補は減ります。減ると、残った一人ひとりの欄を、もっと細かく見るようになる。細かく見るほど、また外れる人が出てくる。
しんどくなるのは、見方が慎重だからです。雑だからではありません。
ほどき方は、三つあります。
一、希望年齢の欄は
「こうだったらいいな」の欄
プロフィールの希望年齢は、お相手の希望です。夢が少し混ざっている欄だと思って読んでください。
実際に結婚した二人の年齢差は、欄の数字とは別のものです。IBJの集計を、そのまま置きます。
| 成婚した二人の年齢差 | 割合 |
|---|---|
| 夫が年上 | 72.2% |
| 同い年 | 11.1% |
| 妻が年上 | 16.8%(約6組に1組) |
| 10歳以上離れている | 4.6% |
| 平均の年齢差 | 2.77歳 |
出典:IBJ結婚みらい研究所(2025年データ・成婚カップル9,394組)。希望条件ではなく、実際に成婚したカップルの年齢差です。
妻が年上の二人も、約六組に一組います。十歳以上離れて結婚した二人は、4.6%でした。
欄に並ぶ希望の幅と、実際に結婚していく二人の年齢差は、同じものではありません。
▷ 「もう若くないから」は、本当に不利?|40代の婚活で本当に大事なこと
二、申し込む前に
確かめるのは、数点でいい
では、申し込むときに何を見るか。
僕がお伝えしているのは、見るのは数点でいいということです。
- 会いに行ける距離か。
- プロフィールに、ご本人が書いている暮らしの事情があるか。あれば、軽く読んでおく。
希望年齢は、ここには入れません。欄に入っていないことだけを理由に、申し込みを止めなくていいです。
この段階は、結婚相手を決めるところではありません。どんな方と会うことになるのかを知るところです。
だから入口は、少し事務的なくらいでちょうどいい。気持ちを込めるのは、日程が決まってからで間に合います。
それから、もう外してしまった方を、無理に戻す必要はありません。今残っている方から始めてください。
▷ 申し込む相手を、条件でどう絞ればいいか迷うとき
三、希望の幅には、
お相手の今が出ている
希望年齢の欄には、もう一つの読み方があります。
ご自身の年齢から大きく離れた、ずっと若い幅だけを書いている方もいます。
それ自体を、どうこう言うつもりはありません。まだ、自分の希望の中で相手を見ている段階なのだと思います。
そういう時期は、目の前の相手のことが入ってきにくい。お見合いで会っても、話が噛み合うまでに時間がかかりやすくなります。
一方で、無理のない幅を書いている方は、会ってからの話が噛み合いやすい。そばで見てきて、そう感じる場面が多くありました。
だから見るのは、欄に自分が入っているかどうかより、幅の置き方が、ご本人にとって無理のない範囲かどうか。そのくらいを軽く見ておけば十分です。
大きく離れた幅だけの方は、そっとしておけばいい。
先に、しんどいところも
書いておきます
正直なところを書きます。
一つめ。欄のとおりに、年齢で決めている方もいます。
申し込んでも、それで見送られることはあります。
ただ、どの方がそうなのかは、欄からは分かりません。分からないまま閉じるより、申し込んで返事を見るほうが早い、という判断です。
二つめ。申し込む数が増えるぶん、お断りの数も目に入ります。
一件ずつ意味を考えると、重くなります。申し込みの段階は事務作業、と決めておくと、気持ちが削られにくくなります。
三つめ。会ってから「違ったな」と感じる回も増えます。
会う回数が増えれば、疲れる日も出てきます。そのかわり、会ってみて分かることも増えていきます。
それから、よくいただく質問にも先に答えておきます。
「自分の希望年齢の欄も、書き直したほうがいいですか」
初めからいじる必要はありません。動いてみると、実際に会えている方の年齢が見えてきます。どうするかは、そのあとでご自身で決められます。
実際に、
どう変わっていったか
以前、同じ形のご相談が続いた時期がありました。
「希望年齢に入っていない方を外してきたら、残りが少なくなってきた」。
「年の離れた方とばかり会うことになるのでは、と心配になる」。
どちらのときも、やったことは同じです。欄の数字ではなく、実際に会えている方を一緒に振り返る。
振り返ってみると、心配していた年齢の方ばかりと会っていたわけではありませんでした。そこから、申し込み先を組み立て直していきました。
成婚された方の言葉も、ご紹介します。
卒業生の方の旦那様から、結婚相手は必ず現れるよ!と励まされて、その言葉を信じていたら、交際の申し込みが久しぶりに来て、対象外としていた年下だったのですが、会ってみて、それが今の彼です♡(M.Iさん・40代前半)
M.Iさんの場合、年齢で外していたのはご自身の側でした。向きは逆でも、起きていたことは同じです。数字の上では外れていた相手と、会ってみたら違った。一年二ヶ月で結婚が決まりました。
初めてお会いしたお見合いの時から、お互い自然体で話せていて、違和感がなく、居心地が良かったので、結婚の話や今後の話もスムーズに進み、この人と結婚したいというより、するだろうなという感じでした。(I.Sさん・30代前半)
I.Sさんが挙げているのは、居心地です。年齢の話は、この言葉の中にはありません。十ヶ月で結婚が決まりました。
※ ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています。
数字で言えること、
言えないこと
「希望年齢の欄に入っていなかった相手と結婚した人は、何割か」——その数字は、うちにはありません。
欄の中身と成婚を照らし合わせる集計はしていないので、作りません。さきほどのIBJの表も、分かるのは実際に結婚した二人の年齢差までです。
手元にある数字も出します。
まりなびを卒業された方の71%が成婚されています。定義は「創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数」です。プロポーズまでは平均11ヶ月でした。
なぜこの数字になるのか、サポートの中身も書いておきます。
まりなびでは、申し込みの結果を、面談で一緒に見ます。どんな方に受けてもらえて、どんな方と会えているか。欄の数字ではなく、その結果から次の申し込み先を組み立てます。
入会から卒業まで同じ担当が伴走するので、途中の経過を毎回説明し直さずに済みます。
▷ 婚活の条件に当てはまる男性は何人いるのか、公的データで数えてみた
希望年齢が気になったときの、
小さな手順
- 希望年齢の欄は、最後に見る。
先に見るのは、会いに行ける距離かどうか。 - ご本人が書いている暮らしの事情だけ、軽く読む。
書いていなければ、そのまま次へ進みます。 - 希望の幅が、ご本人の年齢から大きく離れていないかを、ちらっと見る。
入っているかどうかは、ここでは見ません。 - 申し込みは何人かまとめて出して、結果は一週間ほどあとにまとめて見る。
一件ずつ見るより、気持ちが揺れにくくなります。 - お見合いのあと、「一緒にいて、どんな感じだったか」を一言だけメモする。
年齢のことは、そのあとで考えます。
一度、
考えてみてほしいこと
最後に、ひとつだけ持ち帰っていただきたい問いがあります。
「お見合いのあと、どんな感じが残っていたら、また会いたいと思いますか」
お相手を点数で測るための問いではありません。ご自身の感じ方を確かめるための問いです。
「話していて、力が抜けていた」「帰り道に、もう少し話したかったと思った」。短い言葉で構いません。一回で決まらなくても、お見合いを重ねるうちに、少しずつはっきりしてきます。
言葉にしておくと、次に会ったとき、欄の数字より先に、そちらへ目が向くようになっていきます。
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2005年から20年、これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。
結婚していった方がよく口にするのは、年齢の数字より、一緒にいたときの居心地です。
心地よさが先で、年齢はそのあと。だから、納得できる相手に落ち着いていきます。
次の申し込みは、希望年齢の欄を最後に見るところから始めましょう。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から
申し込む相手の選び方を、一緒に見直したい方へ