一緒にいてもスマホばかりの彼に、寂しくなる

婚活の悩み
せっかく一緒にいるのに、彼はずっとスマホを見ている。

話しかけても、画面から目を上げないまま「うん」とだけ返ってくる。
ごはんを待つあいだも、移動中も、ふと気づけば、彼の視線はそこにある。

楽しいはずの時間なのに、自分だけが置いていかれたみたいで、
だんだん、さみしくなってくる。

その寂しさは、わがままでも、心がせまいわけでもありません。

目の前にいるのに、見てもらえていない。
それは、誰にとってもこたえることです。

「気にしすぎかな」と自分に言い聞かせて、
ぐっと飲み込んできた人も、多いと思います。

だから今日は、その寂しさを責めることも、彼を責めることもせずに、
何が起きているのか、ここで少しだけ、一緒に見てみたいと思います。

「見てもらえてない」と
感じる時、起きていること

一緒にいるのにスマホばかり。

このとき、あなたの中で起きているのは、
「ないがしろにされた」という感覚です。

楽しみにしていた時間を、ちゃんと一緒に過ごしたかった。
こっちを向いて、私のことを気にかけてほしかった。

その願いは、とても自然なものです。

私たちは、自分に関心を向けてもらえると安心して、
向けてもらえないと、ふっと心細くなる。
目の前にいるのに気づいてもらえないのは、
無視されたみたいで、いちばんこたえるところなんです。

だから、スマホを見ている彼の横で寂しくなるのは、
あなたが彼を、大切に思っているからこそ、起きています。

彼は「冷めた」わけでは、
たぶんない

ここで、ひとつだけお伝えしたいことがあります。

スマホを見ている彼は、たいていの場合、
あなたへの気持ちが冷めたわけでは、ありません。

これは、責めるためではなく、翻訳として聞いてください。

男の人は、ひとつのことに入り込むと、
そこに深く沈んでしまう傾向があります。
ゲームでも、仕事のメールでも、ニュースでも、
入った瞬間、まわりがすっと消えてしまう。

悪気があって、あなたを無視しているのではなくて、
ただ、目の前の画面に飲み込まれている。
そういうことが、よくあります。

一方の私たちは、誰かと一緒にいるとき、
相手の様子に、自然と意識が向いています。
表情や、声の感じ。今この人は楽しいかな、退屈かな、と。

だから、隣でスマホに沈んでいる彼を見ると、
「どうして気づいてくれないの」と、よけいに寂しくなる。

どちらが正しい、という話ではありません。
ただ、向いている方向が、ちょっと違うだけなんです。

「やめさせよう」とすると、
たいてい遠ざかる

寂しさが積もると、つい、こうしたくなります。

「スマホばっかり見ないでよ」。

その気持ちは、よく分かります。
でも、相手を変えようとする言い方は、
たいてい、思ったほどうまくいきません。

責められたと感じた彼は、
画面から顔を上げるどころか、
かえって身をかたくして、距離を取ってしまう。

そうすると、こちらはもっと寂しくなって、
もっと強く言いたくなる——
この繰り返しに、入っていってしまいます。

変えようとするより先に、
自分の気持ちのほうを、少しだけ整えるほうが、
結果として、ずっと早いことが多いんです。
以前、彼のちょっとした振る舞いが気になるのに、
言えないままでいる、という方がいました。

言えば角が立つ気がするし、我慢すればモヤモヤが残る。
その二択で、止まっていました。

お伝えしたのは、不快のほうを渡さないことでした。
かわりに「こうしてくれたら嬉しいな」だけを渡してみる。

このとき、理由をつけないほうがうまくいきます。
「私はこういうのが苦手だから」と説明すると、
男性はそこをそのまま受け取って、話がずれていってしまうんです。

その方は、その場では何も言いませんでした。
次に彼がそうしてくれたとき、そのことをさらっと伝えた。
それだけで、続くようになったそうです。

「我慢」でも「責める」でも
ない、まんなかの渡し方

我慢して飲み込むと、寂しさはたまっていきます。
責めると、彼は遠ざかります。

どちらもしんどい。
だから、そのまんなかを選びます。

寂しさを、責めずに、軽く言葉にして渡すだけ。

たとえば、こんなふうに。

「せっかく一緒にいるから、もうちょっと話したいな」。
「スマホ置いて、こっち向いてくれたらうれしいな」。

非難ではなく、ただ、自分の気持ちを置く。

私たちが彼に願っているのは、本当のところ、
「スマホを取り上げること」ではなくて、
「私のことを、気にかけてほしい」ということのはずです。

だったら、その願いのほうを、
まっすぐ、やわらかく渡してあげる。

責める言葉より、こっちのほうが、ずっと届きます。

あなたが先に、
さみしくならない過ごし方

もうひとつ。

彼の手元ばかりを気にしていると、
こちらの心が、どんどん細くなっていきます。

彼がスマホを見ている、その同じ時間に、
あなたも、好きなことに少し入り込んでみる。

読みかけの本でも、気になっていたお店を調べるのでも、
窓の外をぼんやり眺めるのでも、いい。

ふしぎなもので、自分が満たされていると、
彼のスマホが、前ほど気にならなくなります。

そうして、ふっと顔を上げたとき、
「ねえ、これ見て」と、軽く声をかけられる。

寂しさでいっぱいの状態から声をかけるより、
そのほうが、ずっと自然に、彼に届きます。

「いい人かどうか」は、
ここで決めなくていい

最後に、ひとつだけ。

スマホをよく見る、というだけで、
「この人とは合わないのかも」と、急いで決めなくて大丈夫です。

条件や、わかりやすい欠点で人をふるい分けるより先に、
一緒にいて、心がほどけるかどうか。
ちゃんと話せば、向き合ってくれる人かどうか。

そこを、ゆっくり見ていけばいい。

心地よさのほうから見ていくと、
あなたを大切にしてくれる人は、
ちゃんと、その輪郭が見えてきます。

そしてそういう人と進んでいくと、
気づけば、あなたが望んでいた相手の像とも、
ちゃんと重なっていることが、多いんです。

「スマホばかりで寂しい」時の、
小さなステップ

とはいえ、その場でうまく言える人ばかりじゃありません。
心は、すぐには切り替わってくれない。

なので、また寂しくなった時のための、
小さなステップだけ、ここに置いておきます。

  1. 「冷めた」と決めつけない。
    彼は画面に入り込んでいるだけ、ということが、よくあります。
  2. 「やめさせる」をいったん手放す。
    相手を変えようとするほど、たいてい遠ざかります。
  3. 寂しさを、責めずに軽く渡す。
    「もう少し話したいな」「こっち向いてくれたらうれしいな」。
  4. あなたも、好きなことに少し入り込む。
    自分が満たされると、彼の手元が前ほど気にならなくなります。
  5. 「合うかどうか」は、その日に決めない。
    心地よさのほうから、ゆっくり見ていけば大丈夫です。

僕は、東京・南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。

2005年から20年、男女のパートナーシップを研究してきて、
これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。

そのなかで、いつも感じてきたことがあります。

すれ違っているように見える二人も、
たいていは、どちらかが悪いわけではありません。
ただ、心が向く先が、もともと少し違うだけ。

その違いを、責め合うのではなく、
そっと翻訳できるようになると、
同じ相手との時間が、ふっと、あたたかくなります。

今の状況から近道を一緒に考える

リョージ

婚活サポート20年・成婚率71%。「心で選ぶから、理想が叶う」結婚後も幸せな結婚を一緒に探しています。

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