「気が強い」と思われたくなくて、言えなくなる

婚活の悩み
本当は、言いたいことがある。

でも、その一言を口にしかけて、
「これ言ったら、気が強いって思われるかな」と、
すっと飲み込んでしまう。

デートの帰り道、こうしたかったな、と思っても言えない。
連絡の間隔が空いても、寂しい、とは言えない。
気づけば、いつも相手に合わせている自分がいる。

最初に、ひとつだけ言わせてください。

意見があること自体は、まったく悪いことじゃありません。

言いたいことがあるのは、
あなたがちゃんと感じて、ちゃんと考えている証拠です。
そこに、なにも問題はないんです。

むずかしいのは、「言うか・我慢するか」の二択で、
考えてしまっているところ。
じつは、その真ん中に、もうひとつの道があります。

飲み込むほど、自然体から遠ざかっていく

「気が強いと思われたくない」。
その気持ちは、とてもよく分かります。

嫌われたくない。重い女だと思われたくない。
せっかくいい雰囲気なのに、自分の一言で壊したくない。
だから、本音をそっと引っ込めておく。

やさしさから来ている、まじめな気づかいです。

ただ、本音を飲み込み続けると、
だんだん、自分が「自然体」でいられなくなっていきます。

言いたいことを抑えるのには、けっこう力がいる。
その力を使っているうちに、表情も言葉も少しずつ硬くなって、
楽しいはずの時間が、なんだか疲れる時間に変わってしまう。

そして不思議なことに——
そうやって我慢して合わせるほど、相手との距離は、
縮まるどころか、かえって縮まりにくくなったりするんです。

相手は、思っているより、よく見ている

どうして、我慢が距離を遠ざけてしまうのか。

それは、本音を抑えていると、
相手には「壁」のほうが、先に伝わってしまうからです。

表面ではにこやかに合わせていても、
どこか本当のところを見せてくれていない感じ。
その距離は、言葉にしなくても、ふしぎと伝わるものなんですね。

男性は、女性が思っている以上に、
「ちゃんと心を開いてくれているかどうか」に、敏感だったりします。

だから、当たりさわりのない自分でいるよりも、
ときどき素直な気持ちが見えるほうが、
「この人、心を見せてくれているな」と感じて、安心するんです。

本音を見せるのは、こわいことに思える。
でも本当は、それが距離を縮める、いちばんの近道だったりします。

「気が強い」のではなく、「伝え方」の問題

ここで、ひとつ切り分けておきたいことがあります。

「言いたいことを言う」と、「気が強い」は、
じつは、別のことなんです。

同じ「こうしたい」という気持ちでも、
ぶつけるように言えば、きつく聞こえる。
やわらかく差し出せば、すっと伝わる。

つまり、問題になりがちなのは「意見を持っていること」ではなくて、
「どう伝えるか」のほう。
中身じゃなくて、渡し方のほうなんですね。

だとしたら、やることは、
「意見を消す」ことでも、「無理に強く出る」ことでもありません。
ただ、気持ちを、やわらかく渡せるようになればいい。

我慢か、強く出るか。
その二択の真ん中にある道が、これです。

「私は、こう感じた」を、一言だけ

やわらかく渡す、いちばんかんたんなコツ。
それは、主語を「私」にすることです。

たとえば、連絡がしばらく来なかったとき。

「どうして連絡くれないの」だと、
相手を責める言い方に聞こえてしまう。

でも、「連絡がないと、ちょっと寂しかったな」なら、
責めるのではなく、自分の気持ちを伝えているだけ。
同じ場面でも、受け取る側の感じは、ずいぶん変わります。

「あなたは(こうすべき)」ではなく、
「私は(こう感じた)」。
たったこれだけで、言葉の角は、ふっと取れていきます。

これは、相手の顔を立てながら、
自分の気持ちも、ちゃんと置いておける言い方。
我慢でも、わがままでもない、ちょうど真ん中の場所です。

そして、受け止めてくれる人を選ぶ

もうひとつ、大事なことがあります。

どんなにやわらかく伝えても、
それを「気が強い」と決めつけてくる人は、たしかにいます。

でも、それは、あなたの伝え方の問題じゃありません。
ただ、その人とは、合わなかった。それだけのことです。

あなたが「私はこう感じた」と素直に伝えたとき、
それを、ちゃんと受け止めてくれる人。
むしろ「話してくれてうれしい」と思ってくれる人。

そういう人と一緒にいられるかどうかが、
これから先、ずっと効いてきます。

だから、本音をやわらかく出してみるのは、
自分を出す練習であると同時に、
「この人は、ちゃんと受け止めてくれる人かな」を、
そっと確かめる時間でもあるんです。

自分を抑えて選ばれるより、
自分のままで、合う人と出会うほうが、ずっと楽ですから。

飲み込みそうになった時の、小さなステップ

とはいえ、「明日からなんでも言える」なんて、無理な話です。
長く続けてきた癖は、すぐには変わってくれません。

なので、また本音を飲み込みそうになった時の、
小さなステップだけ、持って帰ってください。

  1. 飲み込む前に、まず気づく。 「あ、今、言いたいこと我慢したな」。気づくだけで、半分終わりです。
  2. ○か×かで、自分を採点しない。 「言ったら気が強い」——その物差しを、そっと外す。
  3. 主語を「私」にして、一言だけ。 「私は、こう感じた」。やわらかく、けれど、ちゃんと。
  4. 言えた自分を、責めない。 重かったかな、と思っても大丈夫。出せたこと自体が、一歩です。
  5. 受け止めてくれたかどうかを、見ておく。 それが、相手を知る手がかりになります。

このステップの中に、「強くなる」も「我慢する」も、出てきません。

申し遅れました。
東京・南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。

20年、男女のパートナーシップを研究してきて、
たどり着いたのは、とてもシンプルなことでした。

幸せな結婚をしていく人は、
気が強い人でも、ものわかりのいい人でもなかった。
ただ、自分の気持ちを、やわらかく伝えられる人だった。
そして、それをちゃんと受け止めてくれる人を、選んでいた。
それだけだったんです。

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リョージ

婚活サポート20年・成婚率71%。「心で選ぶから、理想が叶う」結婚後も幸せな結婚を一緒に探しています。

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