プロポーズを受けたのに、うれしいはずなのに落ち着かないとき

婚活の進め方

プロポーズを、受けた。

ずっと、待っていたはずの言葉でした。
うれしくて、泣いてもおかしくない場面のはずなのに——

なぜか、実感が、わいてこない。

「やった」より先に、「本当に、この人でいいんだろうか」が浮かんでくる。
そんな自分に、戸惑ってしまう。

南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。

その落ち着かなさは、おかしなことでも、わがままでもありません。
プロポーズのあとに、ふっと不安や迷いが出てくるのは、とても自然なことです。

今日は、その揺れとの付き合い方を、少しお話しします。

実感がわかないのは、
あなたが冷めたからではない

まず、ひとつ、ほどいておきます。

「うれしいはずなのに実感がわかない」のは、
あなたの気持ちが冷めたからでも、相手への愛情が足りないからでもありません。

大きな決断のあとには、心がそれに追いつくまで、少し時間がかかります。
頭では「決まった」と分かっていても、心がそこに着くのは、もう少しあと。

そのあいだに出てくる不安や迷いは、
心がちゃんと、この決断を引き受けようとしている証拠です。

だから、「実感がわかない自分」を、責めなくて大丈夫です。

「本当にこの人でいいのか」を、
不安だけで確かめない

落ち着かないとき、人はつい、こう考えます。

「本当に、この人でいいんだろうか」。

この問いを持つこと自体は、悪くありません。
ただ、不安なときに、不安のままで答えを出そうとすると、
たいてい、欠点ばかりが目につきます。

「ここが気になる」「あそこが引っかかる」。
減点を探しはじめると、どんな相手でも、確信は遠ざかっていく。

完璧な確信を探すのは、正解探しと同じです。
どこまで探しても、「これで100点」は、出てきません。

だから、見る場所を変えてみてください。
これから足りないものを探すのではなく——
ここまで集めてきた「うれしかったこと」を、思い出すほうへ。

「うれしい」を、
思い出してみる

この人と一緒にいて、ほっとした瞬間。
何でもない会話なのに、笑っていた時間。
「この人なら」と、思えた小さなこと。

そういう「うれしい」を、あなたはもう、いくつも集めてきたはずです。
プロポーズは、その積み重ねの上に、来たものです。

不安に飲まれそうなときほど、
「好きかどうか」を頭で確かめようとすると、分からなくなります。
かわりに——「この人といるときの自分が、好きかどうか」

そこが「好き」なら、今の落ち着かなさは、時間が連れていってくれます。

完璧な確信ではなく、一緒にいるときの心地よさに、戻ってくる。
答えは、たいてい、そこにあります。

あなたが集めてきた「うれしい」のなかで、いちばん心に残っているのは、どんな瞬間でしたか。
以前、プロポーズを受けたあとなのに、
実感がわかないという方がいました。

嬉しいはずなのに、ふわふわしている。
これからどう過ごせばいいのかも、よく分からない、と。

そのころちょうど仕事が立て込んでいて、
入籍の前日に大きな予定が入るような状態でした。
住まいのことまで考える余裕が、どこにもなかったんです。

お伝えしたのは、そんなに急がなくていい、ということでした。
一緒に住むのが一年ほど先なら、その一年で、
ご挨拶も、入籍も、式も、新婚旅行も、だいたいできます。

まず、入籍の日にお休みを取れるなら、そこを大事にする。
式をどうするかは、そのあとでゆっくり決めれば間に合いました。

準備に、
飲み込まれないために

プロポーズのあとは、急に、やることが増えます。

両家へのあいさつ、式場、指輪、引っ越し、お金のこと。
「あれもこれも、しなきゃ」に追われているうちに、
自分の気持ちが、どこかへ置いていかれてしまう。

そうして気づくと、うれしさを味わう時間が、なくなっている。

準備は、たしかに大事です。
でも、「しなきゃ」に飲まれたまま進むと、心はどんどん置き去りになります。

だから、一日に一度でいいので、
段取りの手を止めて、自分のペースに戻してください。

全部を、いますぐ決めなくていい。
「少し考えたい」「ここは急がない」と言うのは、わがままではありません。
これからを大事にしたいからこその、誠実さです。

落ち着かないときの、
小さな手順

  1. 「実感がわかない」を、責めない。
    心が決断に追いつくまで、時間がかかるだけです。
  2. 不安なときに、不安のまま答えを出さない。
    減点を探すほど、確信は遠ざかります。
  3. 「うれしかったこと」を、思い出す。
    プロポーズは、その積み重ねの上に来たものです。
  4. 「この人といる自分が好きか」で見る。
    完璧な確信より、一緒にいるときの心地よさへ。
  5. 準備の手を、一日一度は止める。
    「少し考えたい」は、わがままじゃありません。

僕は、2005年から20年、男女のパートナーシップを研究してきて、
これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。

プロポーズのあとに揺れた方を、何人も見てきましたが、
その揺れは、心が決断に追いつこうとしている時間でした。
落ち着かなさを感じられるのは、あなたが、自分の心を大切にできる人だからです。

結婚は、ゴールではなくて、始まりです。
だから、いますぐ全部に答えを出さなくて大丈夫。
一緒にいて心地よい——その感覚に戻ってこられるなら、心は、ちゃんと追いついてきます。

あなたより少し先に、同じ道を歩いていった人たちがいます。
条件で選ぶより先に、心地よさから入って、結婚を決めていった人たちの話です。

あなたのこれからが、おだやかで、あたたかいものになりますように。

リョージ

婚活サポート20年・成婚率71%。「心で選ぶから、理想が叶う」結婚後も幸せな結婚を一緒に探しています。

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