初対面で「また会いたい」と思われるには

婚活の進め方
お見合いの前の晩、ちょっと眠れなかったりしませんか。

「変なこと言ったらどうしよう」「沈黙が続いたら気まずいな」。
当日、お店に向かう足が、なんだか重くなる。
そして帰り道、「ああ、もっとうまく話せばよかった」と、ひとり反省会。

でも、その緊張は、あなたのコミュニケーションが下手だからではありません。

緊張するのは、その時間を、ちゃんと大事にしたいと思っているから。
どうでもいい相手なら、前の晩に眠れなくなったりしません。
「また会いたい」と思われたい——その気持ちの裏には、
ちゃんと前に進みたい、という願いがあるだけなんです。

「また会いたい」は、
作るものじゃない

初対面でうまくやろうとすると、つい「正解の振る舞い」を探してしまいます。

笑顔の作り方、話題の選び方、相づちのタイミング。
ネットで「初デート 好印象 会話術」と検索した夜も、あるかもしれません。

でも、ここに小さな落とし穴があります。

「こう見せれば好かれる」を考えている間、意識は自分のほうにばかり向いています。
うまく見せなきゃ、嫌われたくない、次につなげなきゃ——。
頭がそれでいっぱいになると、目の前の相手のことが、ふしぎと見えなくなる。

「また会いたい」は、上手な演出から生まれるものではありません。
あなたが相手に関心を向けたとき、その人のほうに、自然とわいてくるものなんです。

条件を確かめる前に、
まずその人を見てみる

お見合いの場では、つい頭の中でチェックが始まります。

年収は、お仕事は、長男かどうか、価値観は合いそうか。
気になるのは当然のことですし、その条件を手放す必要もありません。

ただ、順番だけ、少しだけ入れ替えてみてほしいんです。

条件で値踏みするより先に、まず目の前のその人を、一人の人として見てみる。
どんなふうに笑う人かな。何を話しているとき、うれしそうかな。
そうやって心でつながったあとのほうが、条件のことも、ずっと冷静に見えてきます。

そして不思議なことに、あなたがその人に関心を向けると、
相手も「この人、ちゃんと自分を見てくれている」と感じて、心をひらいてくれる。
心が先で、条件も、ちゃんとあとからついてきます。

無理に話さなくていい。
「そう」でいい

「会話を続けなきゃ」と思うと、話題を探すことに必死になってしまいます。

でも、相手は、面白い話をしてくれる人を探しているわけではありません。
自分の話を、ちゃんと聞いてくれる人に、安心を感じます。

だから、うまく返そうとしなくて大丈夫。

相手が話してくれたら、「そうなんですね」「それ、いいですね」。
その一言で、「ちゃんと受け取りましたよ」が、相手に伝わります。

沈黙も、こわがらなくていい。
無理に埋めようとしないでいられる人のほうが、一緒にいてラクなんです。

自然体というのは、気のきいたことを言える状態のことではありません。
飾らずに、相手に関心を向けて、その場にいる。それだけで、十分に伝わります。

お見合いの前に思い出す、小さなステップ

とはいえ、当日になればやっぱり緊張します。緊張は、すぐには消えてくれません。

なので、お店に向かう前に思い出すだけの、小さなステップを置いておきます。

  1. 「うまくやる」を、ひとつ手放す。
    好かれにいくより、目の前の人に関心を向ける。それだけで、肩の力が抜けます。
  2. 条件チェックより先に、その人を見てみる。
    どんなふうに笑う人かな、と。心が先、条件はあとで大丈夫です。
  3. 無理に話さず、「そう」で受け取る。
    聞いてくれる人に、人は安心します。沈黙も、こわがらなくていい。

僕は、東京・南青山で結婚相談所まりなびをやっている、竹内亮仁です。

2005年から20年、男女のパートナーシップを研究してきて、
これまで2,000人ほどの方の婚活を、そばで見てきました。

その中で、何度も思うことがあります。
「また会いたい」と思われた人は、特別な会話術を持っていたわけではない、と。
ただ、飾らずに、相手に関心を向けていただけ。
うまく見せようと気負っていたときより、肩の力が抜けたときのほうが、ご縁はするりと進んでいきます。

この続き——
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リョージ

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